「アメリカ予防心臓病学会(ASPC)CVD危険因子トップ10 2021アップデート」は非常に興味深いです。毎年更新しているようですが、初めて目にしました。 心血管疾患の危険因子トップ10は、不健康な栄養、運動不足、脂質異
カテゴリー: 家族性高コレステロール血症
糖質制限によるLDLコレステロール激増の良い意味での症例報告
n=1、つまりたった一人の症例報告は医療の世界ではエビデンスとしては認められませんが、全てはn=1から始まります。また、あることに反応する人と反応しない人がいます。反応する人の方が少ない場合、大人数集めたときに反応しない
LDLコレステロールと糖尿病の関連
LDLコレステロールと糖尿病の関連は実に不思議です。糖質制限をすると少なくない割合の人がLDLコレステロールが上昇します。爆上がりする人も珍しくありません。私の上昇しています。しかし、人体の中の代謝は一つだけで独立してい
糖質制限でLDLコレステロールが大きく上昇する人の特徴
糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇する人が結構な割合でいます。糖質制限反対派やLDLコレステロール悪玉説を信じている人は、このことをもって糖質制限が危険だということもあるでしょう。 私も糖質制限をしてLDLコレス
スタチンはインスリン抵抗性を増加させる
スタチンは以前の記事「スタチンの使用は、はっきりとした糖尿病発症のリスク増加がある!」で書いたように糖尿病発症リスクを高くします。50人に1人発症と言われています。 スタチンを使うと血糖の代謝はどうなるのでしょうか?今回
急性冠症候群のLDLコレステロールは低い方が死亡リスクが高まる
LDLコレステロールが「悪玉」という洗脳は大成功しています。一般の人だけでなく、医師を含む多くの医療従事者や栄養士なども、LDLコレステロールが低いことは良いことだと思い込んでいます。 人間にとってコレステロールは非常に
血液がドロドロってなんだろう? その2 脂質と血液の流動性
血液がドロドロというのはイメージ的にはわかりやすいですが、あまり医学的な表現としては適していません。 何をもってドロドロというのかはわかりませんが、血液の流動性の中で、血液の粘度は非常に重要だと思います。ただ、血液粘度は
心血管疾患リスクを抑えるためにLDLコレステロールを下げることはほとんど意味がない
「LDLコレステロール=悪玉コレステロール」という考えがあまりにも一般的になり過ぎて、医師ですら疑問に思わない人もいます。LDLコレステロールの評価はいまだにほとんどがその「数値」のみです。「質」は全く考慮されていません
みなさんの血液検査データ2020 集計 その3 LDLコレステロール
みなさんの血液検査データ2020の集計、今回は多くの人が注目していると思われる、LDLコレステロールです。 これまでの集計結果は→「その1」「その2」 糖質制限をすると、結構な割合でLDLコレステロールが上昇します。それ
家族性高コレステロール血症の食事は低飽和脂肪酸、低コレステロールではなく、糖質制限にすべき その2
以前の記事「家族性高コレステロール血症の食事は低飽和脂肪酸、低コレステロールではなく、糖質制限にすべき その1」では、家族性高コレステロール血症(FH)でもLDLコレステロールと関係なく、中性脂肪値が高いと心血管疾患のリ