これまでもナイアシンの様々な副作用、毒性を書いてきました。(「ナイアシンは安全か? その1」「その2」「ナイアシンによる眼毒性 その1」「その2」参照) 徐放性のナイアシンは進行性および可逆性血小板減少症に関連しているか
カテゴリー: 薬剤
スタチンがHDLコレステロールを低下させることは珍しくない
スタチンはコレステロールの合成を抑制するので、通常はLDLコレステロールが低下します。一方でHDLコレステロールはどうでしょうか? 以前の記事「糖質制限ではどうしてHDLコレステロール値が増加し、中性脂肪値が低下するのか
ウイルス感染症で解熱剤の安易な使用はやめた方が良い
連日新型コロナウイルスについてテレビなどで報道がされています。どこどこ大学の感染症の教授たちが入れ替わり解説しています。先日のニュースで、ちょっと気になったことを発言されていた専門の教授がいたので、こんなこと言って大丈夫
ビタミンB12の危険性
よく、メコバラミン(メチコバール)というビタミンB12の薬を飲んでいる人を見かけます。しかも漫然と飲み続けています。患者さんにメコバラミンの効果を尋ねても、ほとんどの人が効果を感じていません。効能効果は「末梢性神経障害」
LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その1
LDLコレステロールはいまだに「悪玉」と呼ばれ続けています。しかし、単にLDLコレステロール値が高いだけでは問題にはなりません。よく目にするのが、血管の中のLDLが内皮細胞をすり抜けて内膜に至り、そこで酸化してマクロファ
多様性と社会のシステム
今日の話題は、実に取り留めのない話になるかもしれません。結論もなく、話が飛んでしまう可能性があります。また、ちょっと過激なまたは不愉快な内容になる可能性もあります。不愉快になったり、面白くなさそうなら読まないでください。
PPI(プロトンポンプ阻害薬)の長期使用と胃がんのリスク
以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高める」で書いたように、PPIの使用は胃がんと関連しているようです。 PPIはピロリ菌と相互作用があるようです。通常、ピロリ菌は胃の幽門洞(十二
ナイアシンによる眼毒性 その2
以前の記事「ナイアシンによる眼毒性 その1」では、ナイアシンは眼の細胞の中のミューラー細胞というものを傷害し、ナイアシン黄斑症を起こす可能性があることを書きました。 緑内障についてはどうでしょうか?ナイアシンはマウスの実
ケトン体ドリンクの可能性
現在ではケトン体は非常に健康にとって有益だと考えられています。最近ではケトン体が危険だという人は見かけなくなりました。(まだどこかにいるのかな?)以前の記事「ケトン体は認知機能を改善する」ではMCTを摂取しケトン体を増加
どうして真実が通説にならないのか?
昨日コメントをいただきました。 ドクターシミズ氏の言われてる事は、特に生活習慣病について、要するに現在の医学の常識として専門医が言っている事は、真実とは異なる場合が多い、という事だと思われますが、それでは、仮にドクターシ