5年ごとに日本人の食事摂取基準が見直されています。現在2025年版の日本人の食事摂取基準の策定検討会が行われています。策定する委員会は当然大きく改革することは考えていませんので、期待はできません。 当然、糖質制限なんて無
カテゴリー: 糖質制限
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その2 インスリン抵抗性
以前の記事「アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その1」で書いたように、恐らくアルブミン尿の最大の原因は糖質過剰摂取でしょう。 そうであるなら、インスリン抵抗性が高い状態ではアルブミン尿が増加すると考えられます。 実際
糖質制限でsdLDLが減少する
LDLコレステロールは数値を気にしても仕方がないと思います。数値よりも質を気にした方が良いと思います。LDLコレステロールのリポタンパクLDLは小さな危険なLDL(sdLDL)と大きな健康的なLDLがあります。もちろん2
扁桃摘出とがんのリスク増加
以前の記事「扁桃やアデノイド摘出は様々な疾患のリスクを増加させる」で書いたように、扁桃摘出手術を受けるとがんのリスクが高くなる可能性があります。 今回の記事では、その関連をまとめてみてみましょう。 ホジキンリンパ腫:15
論文における「低炭水化物」の定義
糖質制限の研究は、現在食事法の中でもっとも多く行われているものです。つまりエビデンスが非常に豊富にあるのです。しかし、一番の問題点は「低炭水化物」というときの、糖質摂取量(炭水化物摂取量)の定義がちゃんとされておらず、コ
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その1
みなさんも多くの人は尿検査をしたことがあると思います。尿検査でタンパク尿を指摘されたこともあるかもしれません。でも、アルブミン尿までは測定したことがある方は少ないでしょう。保険適応としては、「糖尿病又は糖尿病性早期腎症患
PPI(プロトンポンプ阻害薬)と胃食道逆流症と認知症リスク
何でこんなに多くの人がPPI(プロトンポンプ阻害薬)を飲んでいるのでしょうか?人間の体は欠陥商品で、いつかは胃酸が逆流しはじめ、PPIを飲まないとまともの人生が送れなくなるのでしょうか? 私は胃食道逆流症(逆流性食道炎)
ビタミンD欠乏は原因ではなく結果?
ビタミンD欠乏は様々な疾患と関連しています。しかし、これは本当にビタミンD摂取不足や日光への曝露不足が原因なのでしょうか?太陽を浴びる時間は現代では少ない人も多いと思いますが、摂取量はよくわかりません。でも、病気になる人
糖尿病と内臓脂肪と冠動脈プラークの関連性
心臓の冠動脈の脆弱な非石灰化プラークは、有害な冠動脈イベントを引き起こす破裂のリスクが高くなります。そして内臓脂肪の量は、脆弱な冠動脈プラークの特徴と密接に関連していると考えられています。 糖尿病がある人とない人では、冠
糖質制限とBMIと飽和脂肪酸摂取量とLDLコレステロール
糖質制限ではLDLコレステロール上昇は珍しくありません。もちろん個人差がありますが、LDLコレステロールの変化は何に関連しているのでしょうか? 今回の研究では、1日あたり炭水化物摂取量が130g未満を糖質制限として、いく