マライア・キャリー激太りに見るアメリカの肥満の深刻さ

アメリカではこのような体でも、何とも思わない国民性があるのでしょうか?もちろん個人の自由です。しかし、あまりにも周りにこのような体の人が多く、麻痺しているような気がします。マライア・キャリーと言えば世界的な歌姫だったような気がしますが、少なくとも「姫」というイメージではなくなってしまいました。しかも、このような肥満体型でも、このような衣装を着て人前で歌えるというのは、ある意味素晴らしいです。

でも、やはりアメリカは肥満や糖尿病に対する意識が低いのかもしれません。もちろん痩せていれば良いという問題ではありませんが、やはりこれだけの肥満は深刻な問題です。歌を通じて彼女は素晴らしいものを多くの人に伝えてはいますが、もしかしたら彼女を見た場合には、「これぐらいの肥満は大丈夫だよ」と多くの人に伝わってしまっているかもしれません。

セレブたちの激ヤセの体も心配ですが、激太りも心配です。これがやっぱりアメリカなのでしょうか?

マライア・キャリー、激太りで体重120キロ近くに?

2017年7月31日 シネマトゥデイより

マライア・キャリー、激太りで体重120キロ近くに?

写真はシーザーズ・パレスでのマライア・キャリー(7月19日撮影) – 写真:Splash / アフロ

 歌手のマライア・キャリー(47)が激太りし、現在の体重は263ポンド(約119キロ)だと Radar Online が報じた。

 ラスベガスのシーザーズ・パレスで行われたマライアのコンサートを鑑賞したという人物は、彼女はステージで歩きづらそうだったと同サイトにコメント。「曲と曲の間に長い休憩を取っていました」「明らかに口パクでしたし、衣装替えでは15分も戻ってきませんでした」「マライアはステージに戻ってくるときは常に、ベッドやジェットスキーに乗せられて運ばれてきました」などと語ったという。シーザーズ・パレスでのマライアの写真は何枚も撮影されているが、タイトな衣装を着ていることもあり、確かに体重はかなり増えているように見える。

 そのため“太りすぎて歩行も困難”と報じられることになったが、Gossip Cop によると、マライアはそもそもドラマチックな演出が好きで、何年もの間、何かに乗せられてステージに登場しており、それは体重が増えたこととは何の関係もないとのこと。また、普通に道を歩いているところもよくパパラッチされていることから、“太りすぎて歩行も困難”という報道は「フェイクニュースだ」と断じている。

 一方、In Touch Weekly は、マライアの周りに彼女の体重について指摘する人はいないとも伝えている。関係者は「もしそんなことをしたら、その人は新しい仕事を探さなくてはいけません」「そもそも、マライアはいくらか体重が増えたという事実を全く気にしていません。彼女はその曲線美のボディーに自信を持っているんです」とコメントしている。

 

米国の1億人超が糖尿病か予備群 人口の3分の1に糖尿病の脅威

 
2017年07月21日 糖尿病ネットワークより
 

 米国で1億人以上が糖尿病またはその予備群となっていることが、米国疾病管理予防センター(CDC)が発表した報告書で明らかになった。これは、同国人口の約3分の1にあたる。

糖尿病に対する意識の低い人が多い

 米疾病対策予防センター(CDC)は、2015年時点で、人口の9%(3,030万人)が糖尿病で、34%(8,410万人)が糖尿病予備群だと報じた。2015年には18歳以上の糖尿病患者が新たに150万人増えたと推定されている。 この糖尿病予備群(糖尿病前症)の段階では、血糖降下薬やインスリンなどによる薬物療法が必要なほど血糖値は高くないが、血糖値が高めで、5年以内に2型糖尿病を発症する危険性が高い。 糖尿病前症の段階で動脈硬化は進行しており、心臓や血管、腎臓への影響があらわれているおそれがある。生活スタイルを見直して、健康的な食事や運動の習慣化によっと、糖尿病リスクを半分に下げることができるとCDCは指摘している。 さらに、糖尿病に対する意識の低い人が多いことが明らかになった。米国の3,030万人の糖尿病有病者のうち、糖尿病と診断されているのは2,310万人。その4人に1人近くの720万人(23.8%)は糖尿病と診断されておらず、自分が糖尿病であることを知らない。さらに、糖尿病前症の人では88%が糖尿病について知らず、自らの健康状態を認識していないという。 「糖尿病は増大しつつある健康問題です。米国の成人の3人に1人が糖尿病か糖尿病前症を抱えており、多くの人はそのことに気付いていません。この深刻な疾患による負担を軽減するために、対策をいっそう強化する必要があります」と、CDCのディレクターで医師であるブレンダ フィッツジェラルド氏は言う。

糖尿病は米国で死因の第7位

 糖尿病は早期死亡のリスクを倍増させる深刻な疾患で、適切な治療を行わないでいると、失明や心臓疾患、脳卒中、腎不全などの合併症の危険性が高まり、失明、下肢切断、歯周病、認知症、がん、うつ病などのリスクも上昇する。 CDCは、糖尿病合併症を引き起こす危険因子として、▽高血糖、▽高血圧、▽高コレステロール(脂質異常症)、▽肥満と過体重、▽運動不足、▽喫煙――を挙げている。 糖尿病は米国で死因の第7位になっている。糖尿病の発症率は年齢とともに上昇し、18〜44歳では4%で、45〜64歳では17%、65歳以上では4分の1が糖尿病と診断されている。 糖尿病の95%を占めるのは2型糖尿病で、生活スタイルなどの環境因子と糖尿病になりやすい体質を示す遺伝因子が合わさり発症する。糖尿病の5%を占めるとみられる1型糖尿病は、主に自己免疫を基礎にした膵臓のβ細胞の破壊により発症し、生活スタイルや肥満とは関係がない。1型糖尿病は比較的、小児から思春期に発症するケースが多い。米国の20歳以下の糖尿病有病数は19万3,000人だという。 「国民に対して、より健康的な食事と、体を活発に動かす生活スタイルを奨励する必要があります。糖尿病の一次医療へのアクセスを提供し、質の高い医療により合併症を予防できるようにしなければなりません。糖尿病の蔓延と合併症を防ぐために、努力を積み重ねて改善していくことが求められています」と、CDCのアン オルブライト氏は強調している。

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