コーヒーを飲むとパフォーマンスが向上する

カフェインはスポーツにもポジティブな影響を与えてくれます。2004年にドーピングのリストから削除されて以来、アスリートの間で非常に一般的です。

カフェインのスポーツに対する効果は一貫していない部分はあります。

今回の研究は合計21のメタアナリシスを含む11件のレビューを総合的に評価しています。(図は原文より)

上の図は0より右に行くとカフェインが効果がある研究で、左に行くとカフェインの効果が劣る研究です。上から有酸素持久力運動、筋力、筋肉の持久力、無酸素の筋力、垂直飛び、運動速度、短期間の高強度運動の研究です。

多くの研究でカフェインのプラスの影響を認めています。つまりアスリートのパフォーマンスは向上すると考えられます。しかし、非常に大きな効果は期待できないかもしれません。カフェインのパフォーマンスを2%から最大16%向上させるに過ぎません。

しかし、カフェインだけで少しでもパフォーマンスを上げられるなら、それは使わない手はないかもしれません。

また、一般的に運動前60分に摂取して研究が行われています。日常的にカフェインを摂取していても影響を受けず、パフォーマンスは向上するようです。

どれだけのカフェインが最も良いかはわかりませんが、一般的には体重1kg当たり6mg(50kgの人であれば300mg)が研究で使用されている量です。カフェインの摂取法は、コーヒーが一般的に研究されており、その他の方法は効果があるとは確認できていませんが、恐らくどんな形でもカフェインが吸収されれば効果はあるでしょう。コーヒーのカフェイン量は品種や入れ方などによって様々でしょう。この研究では大まかな目安として、運動の約60分前に2杯のコーヒーがパフォーマンス向上には有効だと言っています。

もちろん過剰摂取は危険です。注意して摂取してください。

「Wake up and smell the coffee: caffeine supplementation and exercise performance—an umbrella review of 21 published meta-analyses」

「目を覚ますとコーヒーの香り:カフェイン補給と運動パフォーマンス – 21の公表されたメタアナリシスの包括的なレビュー」(原文はここ

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