残念ながら、ビールは解禁できません!やはりビールは血糖値を上げる!

前回の記事で日本のビールは米やコーン、スターチが含まれているものが多く、血糖値を上げる可能性を書きましたが、麦芽とホップだけのビールで「サントリープレミアムモルツ」を選んで、自分で実験してみました。すると、残念ながら血糖値が上がってしまいました。以前生ビールジョッキ3杯と焼肉を食べて、2時間後の血糖値は全然上がっていませんでしたので、もしかしたら麦芽とホップだけのビールなら、血糖値には影響しないかと淡い期待を抱きましたが、ダメでした。今回はビール350ml1缶を5分ほどで一気飲みし、30分ごとに血糖値を測定しました。糖質は100ml当たり3.8gなので、1缶で13.3gです。アルコール分は5.5%、食物繊維は0~0.1gなので無視をします。30分後の血糖値で37の上昇です!1g当たり2.78の上昇。しかし、60分後には103、120分後には79と急速に低下しました。1時間後の血糖値でも16の上昇で、1g当たり1.2の上昇です。

 

焼肉のときは、ゆっくり飲んで、しかも2時間後の血糖値なのですでに血糖値が下がった後だった可能性もあります。

ちょっと期待して、記事にまで解禁できるようなことを書いてしまい、まことに恥ずかしく思っています。自分で実験した後に書けばよかったですね。反省しています。

それにしても、厚労省の出した今回の成分表の意味は何なのでしょうか?差し引き法で求めると糖質は3g程度、しかし、実測ではほぼ糖質ゼロ。通常の考えでは実測値の方が信用できそうな値のはずです。しかし、人体実験の結果は差し引き法の方が正しいのです。江部先生も自分で実験していましたがやはり、血糖値が上がっていました。

厚労省の測定法の問題なのか、業界からの圧力でこのような値にしたのか?

いずれにしてもこんな実用的に使えない表を発表すると、私みたいに勘違いする方がいっぱいいるはずです。

山田先生は実際に自分で私もこの改訂をうけて、自分でビールと低糖質食(糖質をあまり含まない食事)をとった前後で血糖値を調べてみたら、ほとんど変化がなかったので驚きました。」と言っていますが、どのようなビールをどれだけ飲んで、食後1時間値なのか、2時間値なのか明確に示したものを提示してもらいたいですね。

やはり、真実は自分で確かめるという姿勢が重要であるということを再度痛感させられました。正月早々反省です。

 

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