アメリカの食事ガイドラインが大改革された

ロバートケネディJrさんが、またまた大改革を発表しました。アメリカの食事ガイドラインが大きく変わったのです。こんな日が来るなんて…

これまでのフードピラミッドは下の図のようです。(図はここより、2005年までこのピラミッドでしたが、その後はよくわからないプレート型になりました。)

一番下が、最も大きく、炭水化物(糖質)です。それを1日に6-11サービングも摂取することを推奨していました。しかもパン、シリアル、ライス、パスタなどと書かれています。精製穀物が推奨されているイメージですね。肉や乳製品、脂質は非常に少ない印象です。

しかし、今回発表された新しいフードピラミッドは下のようです。(図はここより)

ほぼ真逆ですね。ピラミッドの形が逆さまになって、肉が天辺に来て、大きなボリュームになっています。赤肉などの動物性タンパク質も推奨です。しかし炭水化物は一番下で小さくなっています。精製穀物の印象はなくなりましたね。

上の図は、1日のサービングを摂取エネルギー別で書いています。摂取エネルギーによって違いますが、2000kcalであれば、肉は3-4サービング。1サービングの例として、3ozの肉と書いてあるので、4サービングでおよそ340gです。

一方、Whole Grain(全粒穀物、精製されていない穀物)は2-4サービングに激減です。これまでのピラミッドでは6-11サービングと書かれていたのですよ。3分の1程度までになっています。素晴らしい!もちろん、私たちが推奨している糖質制限にはまだほど遠いですが、糖質を精製されていない穀物で摂り、しかもこれまでの3分の1にまで減らせというメッセージは大きなインパクトがあります。朝食で食べるお菓子のようなシリアルはどこかに行ってしまいましたね。

メッセージはシンプルです。本物の⾷べ物を⾷べましょう、です。

タンパク質について、「健康的な⾷⽣活の⼀部として、⾼品質で栄養価の⾼い タンパク質⾷品を優先します。卵、鶏⾁、⿂介類、⾚⾝の⾁などの動物性タンパク質⾷品のほか、⾖、エンドウ⾖、レンズ⾖、マメ科植物、ナッツ、種⼦、⼤⾖などの植物性タンパク質⾷品も摂取してください。」と書かれています。卵や赤肉が悪者ではなくなっています。

タンパク質の摂取⽬標は、1日に体重1kgあたり1.2〜1.6gです。なかなか良いですね。

腸内細菌についても触れていて、「健康的な⾷事は、バランスの取れた腸内細菌と健康的な消化を⽀えるけれども、⾼度に加⼯された⾷品はこのバランスを崩す可能性がある」、とまで書かれています。超加工食品を徹底的に排除しようという意図が感じられます。

野菜や果物は推奨されていますが、「100%フルーツジュースまたは野菜ジュースは、少量ずつ飲むか、⽔で薄めて飲んでください」、とまで書かれています。ジュースはたとえ100%であっても加工食品ですね。

脂質については、「健康的な脂肪は、⾁、鶏⾁、卵、オメガ3が豊富な⿂介類、ナッツ、種⼦、全脂肪乳製品、オリーブ、アボカドなど、多くの⾃然⾷品に豊富に含まれています」、と書かれています。そして、「油脂を料理に使ったり、⾷事に加えたりする場合は、オリーブオイルなど、必須脂肪酸を含む油を優先してください。他には、バターや⽜脂なども選択肢として挙げられます」としています。はっきりとは書かれていませんが、サラダ油等の質の悪い植物油を避けることを意図しているように見えます。ただ、ちょっと残念な記述もあります。「⼀般的に、飽和脂肪酸の摂取量は1⽇の総カロリー
の10%を超えないようにしてください。⾼度に加⼯された⾷品の摂取を⼤幅に制限することで、この⽬標を達成しやすくなります」と書かれています。加工食品に含まれる脂質を排除しようという意図があるのでしょうけれども、飽和脂肪酸の摂取制限は歓迎できません。

炭水化物については、「⾷物繊維が豊富な全粒穀物を優先します。⽩パン、すぐに⾷べられるまたはパッケージされた朝⾷オプション、⼩⻨粉のトルティーヤ、クラッカーなど、⾼度に加⼯された精製炭⽔化物の摂取を⼤幅に減らします。」と書かれています。白パンを減らすというのであれば、日本に置き換えれば「白米」を減らすことと同じですね。朝食のシリアルはゴミですね。さよならケロッグ。

⾼度に加⼯された⾷品、添加糖、精製炭⽔化物の項目を見てみましょう。

砂糖やナトリウム(塩)が添加されたチップ、クッキー、キャンディーなど、⾼度に加⼯され、包装された、調理済み、すぐに⾷べられる⾷品、または塩⾟いまたは⽢いその他の⾷品は避けてください。代わりに、栄養価の⾼い⾷品や⾃宅で調理した⾷事を優先しましょう。外⾷の際は、栄養価の⾼
いものを選びましょう。

⾼度に加⼯され、包装された、調理済み、すぐに⾷べられる⾷品などを避けましょう、というメッセージです。食品業界はパニックですね。当たり前です。例えば、卵を含んだランチパックが数日間も食べることができるなんて不思議で仕方がありません。こんな食品は人間の食べる食事ではありません。コンビニ弁当が健康的であるはずがありません。健康を捨てて、便利をとることはやめましょう。

⼈⼯⾹料、⽯油系染料、⼈⼯保存料、低カロリーの⾮栄養⽢味料を含む⾷品や飲料を制限します。」とも書かれています。素晴らしいですね。

ソーダ、フルーツドリンク、エナジードリンクなどの砂糖⼊り飲料は避けてください。」と書かれています。これらは販売禁止でも良いでしょうね。

添加糖や非栄養甘味料は、いかなる量でも健康的または栄養価の高い食事の一部として推奨または考慮されていませんが、1回の食事に含まれる添加糖の量は10g以下に抑える必要があります。」と書かれています。糖を添加した食品は排除しましょう。

添加糖は、原材料ラベルに様々な名称で記載されている場合があります。例えば、⾼果糖コーン
シロップ、アガベシロップ、コーンシロップ、⽶シロップ、果糖、ブドウ糖、ブドウ糖、蔗糖、
甜菜糖、タービナド糖、⻨芽糖、乳糖、濃縮果汁、蜂蜜、糖蜜などです。⾮栄養性⽢味料の例と
しては、アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、キシリトール、アセスルファムKなどがありま
す。」日本では果糖ブドウ糖液糖とも書かれています。異性化糖は使用禁止にすべきですね。

残念なのは、塩分制限が残ってしまったことです。WHOの目標は食塩として1日5g未満、ナトリウム換算で2000mg未満です。それよりは少しだけ緩いだけです。「14歳以上の⼀般⼈は、1⽇あたり2,300mg未満のナトリウム摂取が推奨されます。活動量の多い⽅は、発汗による損失を補うためにナトリウムの摂取量を増やすことが効果的です。」となっています。食塩では5.8g程度なので、かなり少ないですね。しかし、これも加工食品を排除するための制限かもしれません。「ナトリウムを多く含む、⾼度に加⼯された⾷品は避けるべきです。」とも書かれています。

乳児期・幼児期(⽣後〜4歳)の項目では、「乳児期および幼少期には添加糖を避けてください。

幼少期中期(5〜10歳)でも「砂糖の添加は推奨されません。

思春期(11〜18歳)でも「砂糖の入った飲み物やエナジードリンクを大幅に制限し、高度に加工された食品を避けます。

と書かれていて、繰り返し添加糖を避けることが推奨されています。様々な疾患の根本原因の一つですから当然です。子供向けのドリンクやお菓子に糖を添加することを禁止すべきでしょう。

もちろん、今回のガイドラインは糖質制限ではありません。しかし、これまでの悲惨な状況を考えたら非常に大きな前進です。添加された糖、加工食品、精製された穀物を避けるだけで、かなりの糖質が削減できます。ただ、糖質中毒、加工食品中毒は、ガイドラインが変わっても、なかなか抜け出せない可能性はあります。

トランプさんが大統領になっていなかったら、そしてロバートケネディJrさんが保健福祉長官になっていなかったら、さらにそして何より、イーロンマスクさんがTwitterを買収していなかったら、このような大改革は起きなかったでしょう。そして、ずっと人類は騙され続けたでしょう。

このようなアメリカの大改革を受けて、日本はどうするのでしょう?高市さんや現在の厚労大臣では変革は難しいでしょうね。日本人はまだまだ騙され続けるでしょう。

自分自身で情報を得て、自分自身で判断してください。国や専門家を盲目的に信用しないように。

6 thoughts on “アメリカの食事ガイドラインが大改革された

  1. ブルドーザーのように国家的な「断捨離」を進めているトランプ大統領、
    間も無く80歳とは思えない程
    エネルギッシュ。
    アルコール飲まないそうですし
    既存の医療常識にも拘らない
    食習慣のようですね。

    1. 鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。

      今回はやはりRFKJrさんの功績が大きいですね。
      医療や食事については、トランプさんはケネディさんに任せている感じです。

  2. 東京の和田です。
    自分も、今朝、Xを見ていてビックリしました。今までと三角形が逆になっています。肉類が(野菜とともに)一番上に来ていますね。先生もご指摘のように残念な箇所が幾つかありますが(例えば、依然として「カロリー」から脱却できていない)、相当の前進ですね。

    1. 和田信博さん、コメントありがとうございます。

      ピラミッドを逆さまにしたのは、やはりメッセージ性が強く、印象的ですね。
      第一歩目としては本当に大きいと思います。
      もちろん、まだまだこれからですが。

  3. 良くも悪くもしがらみ感じられず、
    本音で
    生きていらっしゃるトランプ大統領、
    既得権益に拘らなくても
    十分な資産があるのでしょうね、

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