鉄は不足することは良くありませんが、漫然と補充すると様々な有害なことが起きる可能性があります。通常、糖質制限をして赤肉をちゃんと食べていれば、鉄サプリを飲む必要なんてないと思います。 今回は鉄の腎臓への悪影響についてです
カテゴリー: 糖質制限
糖尿病の死亡リスクを下げる因子
糖尿病の人は一般の人より 2~4倍も死亡リスクが高くなっています。HbA1c、LDLコレステロール、アルブミン尿、喫煙、血圧などの要因をどの程度制御すれば、糖尿病に関連した過剰な死亡リスクを排除できるのでしょうか? 今回
日本にも糖質制限のコンセンサスが必要
日本人の食事摂取基準の2025年版がほぼ決まりました。(ここ参照)5年ごとに見直していますが、毎回どーでもいいような改定ばかりです。 アメリカの食事ガイドラインも似たようなもので、アメリカやカナダの糖尿病学会が低炭水化物
8時間の時間制限食は心血管死のリスクが91%高い? 大変だ!?
アメリカ心臓協会はとんでもないニュースリリースを出してきましたね。 時間制限食は体重を減らしたり、様々な代謝の異常を改善したりする可能性が高く、糖質制限にプラスして行うことを私は推奨しています。できる限り食事の時間、回数
マウスウォッシュで血糖値改善? コロナのイソジンうがいに続きまたも大阪から
最近、こんな記事を見つけました。(記事はここ) マウスウォッシュが2型糖尿病の改善にもつながる! – 阪大の研究成果 大阪大学(阪大)は2月20日、2型糖尿病患者が消毒薬「クロルヘキシジン」を配合した市販マウ
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その5 果糖そして塩分
「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。今回もちょっとエビデンス的には非常に弱いです。しかし、実験上で示されているメカニズムから考えて、十分に考えられる根拠だと思っています。 糖質の中でも最も猛毒は果糖です。
化膿性汗腺炎は糖質過剰症候群
慢性的に炎症を起こしているなんて、代謝や免疫が障害されているとしか思えません。そして代謝障害のほとんどは糖質過剰摂取により起こると私は考えています。 化膿性汗腺炎は慢性炎症の皮膚疾患です。糖質過剰摂取によりインスリン過剰
低炭水化物食と心房細動発症のリスク
以前の記事「コレステロールと心房細動の関係」では、コレステロールが低いと心房細動のリスクが増加することを書きました。しかし、世の中には低炭水化物食が心房細動の発症リスクを増加させると主張しているものがあります。では見てみ
塩分制限はインスリン抵抗性や炎症マーカーなどを増加させる
いまだに世の中では、低コレステロールや低脂肪が健康的と考えられているのと同様に、塩分制限も健康的と考えられています。本当に塩分制限が体に良いことであれば、様々なパラメータが良い方向に変化してもおかしくないでしょう。 今回
脳卒中における小さな危険なsdLDL
脳卒中と一括りにして言いますが、そこには脳梗塞と脳出血が含まれており、それぞれは全く違う病態に見えます。脳梗塞は血栓などがつまり、脳の虚血が起きます。脳出血は文字通り出血です。真逆に近い感じです。 今回の研究ではLDLコ