肥満の人は、脳血流の低下と脳由来神経栄養因子(BDNF)の減少などにより結果、認知機能障害のリスクが高くなります。脳のエネルギーはブドウ糖ですが、認知症では脳のブドウ糖の取込みが低下します。その場合、糖質過剰摂取をしてい
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赤ちゃんにとっては糖質は鎮静剤レベル?
新生児のMRI検査は鎮静が必要です。途中で動くと画像が撮れないからです。ちなみにMRI装置の世界での人口当たりの台数は日本がダントツの1位です。 最近は、と言ってもかなり長い間、新生児に鎮静をする機会もなくなったので、今
脳炎後および自己免疫関連てんかんの治療のためのケトン食
ケトン食はすでに2016年からてんかんに対する食事療法として保険適応となっています。このケトン食はケトン体が抗けいれん作用を示すことで、てんかん発作を減少させると考えられていますが、どうしてケトン体が抗けいれん作用を示す
糖尿病の食事療法のガイドラインはこんな論文を根拠としている その1
EBMが医療に持ち込まれて久しいですが、エビデンスがあれば正解であり、エビデンスがなければ間違い、というわけではありません。多くの場合、ある事象に対して正否両方のエビデンスが存在します。エビデンスはむしろ自分の主張を助け
アルコール依存症の離脱とケトン食
アルコール依存症の人がアルコールから離脱するのに、禁断症状に苦しむことがあると思います。 アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はブドウ糖ではなく、アルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変
数年前はケトン体は体に有害だと言われていましたが・・・
糖質制限はケトン体が増加するのですが、数年前まで、ケトン体は体にとって有害だという医師もたくさんいました。しかし、時代は変わるものですね。いまやケトン体は体に有益な物質であるという考えの方が優勢となっているのではないでし
自閉症スペクトラム障害とケトン食
自閉症スペクトラム障害(ASD)は、3歳より前に始まり、コミュニケーションの障害や関心と活動の常同的なパターンなどを示します。ASDの発生の原因は特定されていません。 今回の研究ではASDに対して、3種類の食事のグループ
心臓も腎臓もケトン体好き
以前の記事「脳はケトン体好き」では脳がケトン体好きであることを書きました。しかし、ケトン体のことを好きなのは脳だけではありません。 ケトン体が体にとって有益であることは、いまや常識(?)ですが、そのケトン体を簡単に増やす