30年間の心血管疾患リスクを推定できるの?

アメリカの心臓病学会などは10年間の心血管疾患リスクの計算式を示していましたが、2026年のガイドラインでは30年間の心血管疾患リスクまで推定すると豪語し始めました。(こことここ参照)占い師でもわからない30年後あなたはどうなっているのか?

30年間で様々な変化がある中で、この推定値にどんな意味があるのでしょうか?

まずは、ここにある計算機で、ご自身の値を入力して計算してみてください。

私の結果は下の図のように、10年間の心血管疾患リスクは5%、30年間のリスクは23.4%です。

この計算機、総コレステロールは320mg/dL、HDLコレステロールは100mg/dLまでしか入力できません。私の身体にはちゃんと対応できていません。(入力は上限値を入れました)

それにしても、30年間の心血管疾患リスク、全く意味がありません。ただの煽り、脅しですね。患者を増やす気満々です。

2018年のガイドラインでは、10年間の心血管疾患リスクで5%未満は低リスク、5%~7.5%未満は境界リスク、7.5%~20%未満は中リスク、20%以上を高リスクと分類していました。

しかし、2026年のガイドラインでは、 3%未満で低リスク、3%~5%未満は境界リスク、5%~10%未満は中リスク、10%以上が高リスクに分類してしまったんです。つまり、いつものようにゴールポストを移動して、治療が必要な人を増やす作戦なんです。

「30歳から59歳の成人で、心血管疾患の10年間の推定リスクが低い(3%未満)場合、LDLコレステロールが160mg/dL未満で、30年間の推定リスクが10%未満である場合、LDLコレステロールと心血管疾患のリスクを低減するために、健康行動に関するカウンセリングが推奨されます。」とも書かれています。こんな状態でもカウンセリングが推奨されるなんて、おかしいですよね。

私のリスクでは、LDLコレステロールを100 mg/dL未満にすべきだそうです。やるわけありませんが。

より多くの人を不安にさせて、恐怖を与えて、医療を受けさせるという医療業界の常套手段に引っ掛からないようにしてください。

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