ロカボで有名な山田悟先生、この先生が唱えるロカボは中途半端で賛成はできませんし、ロカボの論文もまたショボい結果です。 今回、山田先生が良い論文を出してきました。まだプレプリントなので注意が必要です。 今回の研究では、心血
カテゴリー: 糖質過剰症候群
欧州肥満学会が凄い進歩 ケトン食やインターミッテントファスティングを推奨?
欧州肥満学会(EASO)はこの度、過体重または肥満およびがん患者の管理のための医療栄養療法に関する意見表明を出しました。その中身を見てみましょう。 「Obesity, a chronic and multifactori
むずむず脚症候群の薬にご注意を
むずむず脚症候群と診断され、巷では薬物療法が行われています。その中でもドパミン作動薬を処方されている場合は、十分にそのリスクをわかっている必要があります。 私の外来の患者さんで、プラミペキソール(商品名:ビ・シフロール)
一部の高血圧の薬は腎臓を病的な状態に変化させる その1
高血圧の薬の中で最も処方されている一つがレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬でしょう。RAS阻害薬には、ACE 阻害薬やアンジオテシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)があります。そして、これらの薬は腎保護作用があると信じら
糖質制限5年間の結果 ちょっと残念だけど標準治療よりは断然良い
以前の記事「糖質制限5年間の残念な結果」で取り上げた学会発表の内容が論文化されました。以前の記事「糖尿病に対する1年間の食事による生理的ケトーシスのパワー」「2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! そ
子宮内膜症は糖質過剰症候群
子宮内膜症は慢性の婦人科疾患であり、生殖年齢の女性の10~15%に影響を与えているようです。子宮内膜組織が子宮の外で増殖し、慢性の骨盤痛や不妊症を引き起こします。正確な病理学的メカニズムは、まだ完全には解明されていません
「糖質制限ダイエットは絶対やってはいけない3つの理由」って本当? その2 糖質制限は不健康になるのか?
「その1」の続きです。 今回は糖質制限を行うと不健康になるのか?を見ていきます。その1と同様のネットの記事からのものです。(記事はここ) その1で示した図から、この記事では「炭水化物の摂取量は多すぎても少なすぎても不健康
若者のファストフード摂取とうつ病および不安症状との関連性
アメリカ大統領選挙、トランプさん大勝利。日本のマスコミは選挙前、大接戦とか言っていましたが、私はそんなはずはなく、トランプさんの圧勝だと思っていました。でも何が起きるかわからないアメリカ大統領選挙。トランプさんが勝利して
GLP-1受容体作動薬による1年間の体重減少効果
セマグルチド(商品名オゼンピック、リベルサス、ウゴービ)やリラグルチド(商品名ビクトーザ)というGLP-1受容体作動薬は体重減少効果があります。では1年間でどれほどの減量が期待できるでしょうか? 今秋の研究では、肥満(B
運動誘発性アルブミン尿と糖質過剰摂取 その2
以前の記事「運動誘発性アルブミン尿と糖質過剰摂取 その1」で書いたように、運動誘発性アルブミン尿上昇は腎機能障害および血管の内皮機能障害の早期かつ高感度なバイオマーカーである可能性が高いでしょう。つまり、運動誘発性アルブ