中年や高齢になると前立腺肥大が起きるのは仕方がないと思っているかもしれません。しかし、恐らく前立腺肥大は単なる加齢性の変化ではなく、糖質過剰症候群でしょう。 よく、前立腺肥大の原因として、「男性ホルモンであるテストステロ
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糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その12 精神科的有害事象
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズも「その12」になりました。「その11」ではうつ病、不安、自殺行動のリスクについて書きましたが、今回はそれ以外での精神科的な有害事象についてです。 今回の研究では、FDA有害事象報告
鉄を減らせばインスリン抵抗性が改善する
貧血になるほどの鉄欠乏は有害です。しかし、むやみやたらに鉄サプリを飲んでいると、それも有害になる可能性があります。特に糖尿病や耐糖能異常がある場合には鉄を減らした方が良いでしょう。 今回の研究では、献血者と献血経験のない
抗肥満薬治療における投薬中止後の体重の推移
GLP-1受容体作動薬を使ったダイエットを行っているクリニックはボロ儲けでしょうね。体重は減少するかもしれませんが、痩せた状態を維持するには薬がやめられません。まさに薬漬け状態、薬物依存状態です。 それにしても、薬を使っ
SGLT2阻害薬の下肢切断リスクは恐らくあるでしょう
糖尿病の薬、SGLT2阻害薬は良いことばかりが強調されています。もちろん、これまでの他の糖尿病薬と比較すると良いのかもしれません。しかし、リスクについてはあまり目にしません。一時期のスタチンのような感じがして、気持ち悪い
医療によるLDLコレステロール攻撃の次の標的はLp(a)
血清リポタンパク(a)、Lp(a)はLDLコレステロールよりもさらに悪玉で、悪玉度は、Lp(a) 1粒子当たりのアテローム促進性は、LDLの6倍以上とする報告もあるそうです。(ここ参照) 専門医は、強力なLDL低下療法を
加齢黄斑変性症は糖質過剰症候群
加齢黄斑変性症(AMD)は、高齢者における不可逆的な視力低下、失明の主な原因です。滲出型と萎縮型(非滲出型)がありますが、重度の視力喪失の90%は新生血管を伴う滲出型が原因です。 AMDは確かに病名に「加齢」とあるので、
冠動脈疾患の危険因子の第1位は高コレステロールではなく糖尿病
冠動脈疾患=高コレステロールのように考える人も多いでしょう。でも実際には違います。 今回の研究はベースラインで30歳から79歳の男性5599人と女性6478人を無作為に抽出し、21年間追跡調査したものです。2180件の冠
血糖値が高い時間が多いと糖尿病の認知機能低下が進行する
アルツハイマー病は糖質過剰症候群です。3型糖尿病とも考えられています。認知症の予防は40代から必要でしょう。 今回の研究では、認知症と診断されていない60歳以上の2型糖尿病患者197人を対象として、ベースラインおよび2年
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値が高いと心血管疾患や悪性腫瘍による死亡率が増加する
1986年に開始された岩手県大迫町の一般住民を対象とした高血圧・循環器疾患に関する長期前向きコホート研究である大迫 (おおはさま)研究というものがあるそうです。大迫町は現在人口が4,000人ちょっと程度のようです。 今回