医師はLDLコレステロール値が高いと患者を脅しますが、LDLコレステロールの質に触れて、説明する医師は皆無でしょう。 LDLコレステロールには大きなものから小さなものまで連続性があり、その性質も違います。大きなふわふわし
カテゴリー: 糖尿病
食後1時間後の血糖値の上昇を認めたらすぐに糖質制限
糖尿病と診断されてからよりも、耐糖能障害が出て早い段階で糖質制限を始めた方が、効果が高く、その後様々な糖質過剰症候群の症状を呈することもないでしょう。そのためには少なくとも、食後1時間値が上昇したときには、気づくべきでし
毎日のコーヒーは心房細動リスクを低下させる
カフェインは交感神経系を刺激するので、なんとなく不整脈の心房細動を増やしそうですよね。でも、実際には反対のようです。 今回の研究では、持続性心房細動または心房細動の既往がある心房粗動患者を対象に、カフェイン入りコーヒー摂
頸動脈アテローム性動脈硬化症の決定要因としての内臓脂肪と肝臓脂肪
頸動脈アテローム性動脈硬化症って、冠動脈疾患と同様に、高コレステロールが原因と考えている人が多いでしょう。 今回の研究では、カナダ健康な心臓と心の同盟(CAHHM)コホート研究の参加者 6760人(平均年齢57.1歳)と
アルツハイマー病の高価な薬レカネマブ(レケンビ)は3か月後の効果なし
以前の記事「認知症の新薬レカネマブは本当に大丈夫?」で、アルツハイマー病の新薬とされるレカネマブ(商品名レケンビ)について書きました。このレカネマブはアミロイドβを除去し、進行を抑えることを狙う薬です。アミロイドβが原因
本当にLDLコレステロールが低いほど良いのであれば、PCSK9阻害剤はなぜここまで効果が少ないのであろう?
LDLコレステロール値が低ければ低い方が本当に健康的なのであれば、非常に強い薬でLDLコレステロールを劇的に下げれば、心血管疾患が激減し、死亡率も非常に低下するはずです。 LDLコレステロールを下げる薬でよく使われるスタ
高血圧を改善させるというDASH食に糖質制限が圧勝
DASH食(Dietary Approaches to Stop Hypertension)というのをご存じですか?高血圧の予防、改善のためにアメリカで提唱された食事法です。ミネラル(カリウム・カルシウム・マグネシウム)
高血圧患者における尿中ナトリウム排泄と心筋梗塞
高血圧には塩分制限、というウソがまかり通ってしまっています。そうは言っても、多くの人は、本気で塩分制限はしていないかもしれません。 今回の研究では、3~4週間以上投薬を受けていない軽症および中等症高血圧患者2937人を対
ランセット糖尿病・内分泌学のグローバル委員会が肥満診断の大幅な見直しを提案する意図は?
確かに、BMIが肥満診断の最重要な指標であることは問題があります。何らかの見直しが必要かもしれませんが、今回のランセットの委員会の意図は全く違うような気がしてなりません。 委員会はBMIのみに基づいて肥満を検出することを
糖質制限グルメ漫画「糖質オフっCIAO!」、ロバート・F・ケネディ・ジュニアさんの「なぜ私がワクチンを疑うのか」のご紹介
私のブログもお読みいただいている、漫画家のよっしーさんから本を送っていただきました。よっしーさんの糖質制限マンガ「糖質オフっCIAO!」の第1巻が発売になるようです。 11月14日発売です。世界糖尿病デーに合わせて出版な