以前の記事「食後の過度の眠気は糖質過剰摂取が原因」に対してコメントをいただきました。 清水先生、はじめまして。Xでの投稿から記事を読ませていただきました。 自分も食後の血糖値の推移や、血糖ピーク時に抗い難い異常な眠気が来
カテゴリー: 糖尿病
HDLコレステロール値と冠動脈アテローム性動脈硬化症の存在および重症度との関連
いつも書いているように、医師はLDLコレステロール値が高いと、すぐにそれを指摘し、心血管疾患リスクが高くなると脅すでしょう。しかし、HDLコレステロール値が低くてもほとんど何も言わないでしょう。 今回の研究では、冠動脈造
食後の過度の眠気は糖質過剰摂取が原因
私も糖質過剰摂取時代は、食後に過度の眠気を感じていました。食後の過度の眠気の原因は糖質過剰摂取です。 今回の研究は、症例報告ですが、非常に興味深い研究です。しかし対処方法が間違っています。 患者1 24歳の日本人男性患者
HbA1cは糖尿病ではない人の冠動脈疾患を予測する
糖尿病のHbA1cは6.5以上です。HbA1c6.0%以上になると糖尿病予備軍の可能性が高くなると言われています。糖尿病ではない人の冠動脈疾患を予測するのは、どの程度のHbA1cでしょうか? 今回の研究では、HbA1c値
GLP-1受容体作動薬による反復嘔吐によって引き起こされる重度の逆流性食道炎
糖尿病や肥満の薬、GLP-1受容体作動薬の副作用で有名なのが、消化器症状、その中でも嘔気嘔吐があります。 今回は症例報告です。70歳代女性。2型糖尿病および肥満度3(BMI51.1 )の診断にて他院医師より、GLP-1受
GLP-1受容体作動薬は医療のサブスクリプション
GLP-1受容体作動薬の使用は急増しているようですが、この薬は医療のサブスクの代表です。使用している間だけ、体重が減り、心臓代謝パラメータの数値が改善しているかのように見えます。しかし、薬を止めれば、その権利は失われます
糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬は包茎や陰茎がんのリスクを上げる
以前の記事「包茎も糖質過剰症候群?」で書いたように、包茎は糖質過剰摂取で、恐らく尿糖が増加することで起こると考えられます。子供のころはみんな包茎ですが、大人になりおちんちんの皮は剥けてきます。しかし、50歳以降が包茎の発
LDLコレステロール値が低いほど2型糖尿病のリスクが増加する
LDLコレステロール値と糖尿病は実はリンクしています。 今回の研究では、イタリアのナポリ地方保健局のCOMEGENデータベースというデータベースを利用しています。202,545人の患者の匿名化された電子カルテを分析し、事
冠動脈カルシウムの発症や進行はLDLコレステロールの質によって異なる
医師はLDLコレステロール値が高いと患者を脅しますが、LDLコレステロールの質に触れて、説明する医師は皆無でしょう。 LDLコレステロールには大きなものから小さなものまで連続性があり、その性質も違います。大きなふわふわし
食後1時間後の血糖値の上昇を認めたらすぐに糖質制限
糖尿病と診断されてからよりも、耐糖能障害が出て早い段階で糖質制限を始めた方が、効果が高く、その後様々な糖質過剰症候群の症状を呈することもないでしょう。そのためには少なくとも、食後1時間値が上昇したときには、気づくべきでし