必須脂肪酸の中のオメガ3脂肪酸は健康的だと思われています。もちろん私も健康的だとは思いますが、それを薬のEPA製剤やサプリで摂ることには懐疑的です。 ご存じの方も多いと思いますが、以前の記事「心血管リスクの高い人はオメガ
カテゴリー: サプリメント
ケトン食は生殖年齢の過体重や肥満の女性の月経の問題を改善する
過体重および肥満の女性はインスリン抵抗性が増加し、性別特異的な内分泌障害(多嚢胞性卵巣症候群など)、月経不順、無月経、不妊症を発症する傾向が高まります。それでは、ケトン食やケトン体サプリでは月経の問題は改善するのでしょう
サプリで血清葉酸値はどれくらい変化する?
葉酸は必要ですが、先日の記事「妊娠中の母体血清葉酸値と胎児の先天性心疾患」で書いたように、血中の葉酸値が高くなりすぎることも問題です。 血中の葉酸値は野菜やサプリなどを積極的に摂ると、どれほど上昇するのでしょうか? 今回
妊娠中の母体血清葉酸値と胎児の先天性心疾患
妊娠中の十分な葉酸摂取は、胎児の神経管閉鎖障害の発症を予防、リスク低下するために必要です。葉酸は確かに神経管閉鎖障害を発症させるリスクを低下させるようですが、その10倍も多い先天性心疾患との関連はどうでしょうか? 今回の
太陽をたっぷり浴びよう
紫外線は悪者扱いです。太陽を浴びると、お肌に悪い、皮膚がんのリスクが上がる、などという情報が溢れ、太陽を避けて、外出には日焼け止めが欠かせないと思い込ませています。 しかし、人類はずっと太陽の恩恵を受けてきました。太陽、
カルシウムサプリメントと心血管疾患および死亡リスクとの関連性
骨粗しょう症に対する不安や恐怖を与えて、カルシウムを強化した食品やカルシウムサプリを売って、儲けている企業もあるでしょう。 カルシウムサプリは本当に必要でしょうか?以前の記事「カルシウムサプリメントによる大動脈弁の石灰化
乳がん患者に対する糖尿病の影響
乳がん患者の数は世界中で増加しており、死亡率は依然として増加傾向にあります。糖質はがんのエサなので、糖質過剰摂取は乳がんの悪い影響を与えることは容易に想像できます。 今回の研究では、手術後の日本人の浸潤性乳がん患者332
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その1
以前の記事「持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限」の参加者では、糖質制限を行っているにもかかわらず、それほどケトン体値が上がりませんでした。私もそれほど上がりません。一部の人はケトン体が500μmoL/L以上でない
1日3個の卵はコレステロールを変化させることなくコリンを増加させ、炎症やインスリン抵抗性を減少させる
コリンは神経伝達物質の合成、細胞膜シグナル伝達、脂質輸送などに必要な必須の栄養素です。卵は1個当たり約125mgのコリンを含んでいるので、重要な供給源です。卵はコレステロールが豊富なので、一部の人はまだ1日1個などと思っ
紅麴とロスバスタチンと腎機能障害(2024.03.31訂正)
小林製薬のサプリによる腎機能障害について、先日青カビ由来「プベルル酸」を検出したことが報道されました。(ここ参照) ただ、検出しただけで、これが腎機能障害を起こしたかどうかは全くわかりません。 紅麹には元々、天然のモナコ