昨日の2025年6月29日、第40回サロマ湖100キロウルトラマラソンが行われました。もう40回なんですね。40回の記念大会でした。
ホテルがちょっと暑く、あまり眠れませんでした。今回もいつものように2時起き。食事と準備をして、3時20分に集合して、スタート地点に向かいました。
100キロの部は午前5時スタートでしたが、雲一つない快晴。その後もずっと快晴。朝は比較的涼しく気温15度前後。佐呂間町のこの日の最高気温は31.7度だったそうです。前半2時間ほどは昨年よりも涼しく、ちょっとだけ楽でした。しかし、30キロくらいになると、非常に暑くなり、非常にしんどくなってきました。100キロ出場者は3343人、完走者は1952人で完走率は昨年よりもちょっとだけ低く、58.4%でした。
男子はツェ・コック・ワイ(香港)さんが6時間28分39秒で初優勝。女子は太田美紀子さんが7時間32分21秒で3連覇。太田さん、3年連続酷暑の中、3連覇というのはすごいですね。(ここ参照)
今年も事前の天気予報で、30度超えに暑くなるのとの予報で、もう涼しい(または寒い)サロマ湖のウルトラマラソンは戻ってこないかもしれません。3年連続の暑い100km。過酷な条件ですが、ちょっと準備の段階では慣れてきました。でも、実際に走るとやっぱり辛すぎる…
一番心配なのはやはり熱中症と脱水です。そのために今回も漢方の「五苓散」の登場です。朝は比較的涼しかったので、5km地点で₁包飲み、その後はあまり覚えていませんが、恐らく30km地点付近で2包目、54.5kmのレストステーションで3包目、80km付近で4包目を飲んだと思います。
そして、途中給水とかぶり水が設置されているので、とにかく頭と首を冷やしました。また、氷を見つけたときにそれで頭や首などを冷やすために、ビニール袋を用意して、持って走りました。昨年同様、帽子の下に直接氷を入れて頭を冷やしながら走りました。そして、ビニール袋に小さな穴を開け、溶けた水が少しずつ、首などに流れて、体も冷やすという作戦を実施しました。かなり有効だったと思います。氷は昨年同様、本当に助かりました。
水分補給は、自分でもよくわからないほどガンガン飲んでしまいました。もちろん、水や麦茶を飲んで、それでも途中足りないことと塩分補給のためを考え、ぬちまーすを溶かしたぬちまーす水を持って走りました。途中から汗がほとんど出なくなり、脱水を自覚し、喉の渇きが癒されるまで、何杯も水分補給しましたが、でも、喉の渇きはすぐにやってきて、次のエイドまでにはカラカラでした。一度に大量の水を摂取していたので、低ナトリウムも心配になり、何度か塩をなめました。スイカにも塩を振ってもらい、できる限りの塩分も摂取しました。
一緒に走った友人は、レース中(12時間以上)一回もトイレ(小)に行かなかったそうです。私はそれでも3回トイレに行きました。
今回も前回2回と同様に暑いため、記録よりも完走狙いでしたが、前半に涼しかったので、ちょっと欲が出て、前半で貯金を作れました。今回は意外とリタイアの気持ちはあまり出現しませんでした。終盤の途中のタイムを見て、久しぶりの11時間台を狙えるかと思ったのですが、後半、風は気持ちよかったのですが、昨年よりも気温が高く、ワッカになってもかなり暑さを感じました。最後は足が残っておらず、スピードが全く出ず、12:03:58でゴール。
去年も一昨年も辛かったけど、昨年より結果的にはかなりタイムが良かったのですが、でも昨年に続いて本当に辛いレースでした。
いつもと違ったのが、これまでは毎年レース後にはすごい空腹感で、レース後に食べることのできる焼き鳥などをバクバク食べれるのですが、今回はレース後着替えをして、少し歩いたら、脳の血流が足りない感じで、意識が飛びそうになり、すぐ近くで座り込んでしまいました。熱中症なのか、脱水なのか、低血糖なのか?よくわかりませんが、ものすごい便意を出てきました。しかし、トイレに行くにも、立ち上がれません。立ち上がると意識が低下しそうななり、その場で倒れそうでした。喉も乾いていたので、一緒にいた友人に頼んで、飲み物を持ってきてもらいました。本当に助かりました。それでやっとトイレに行けたのですが、その後もまだちょっフラフラし、もう1本飲み物を飲んで、やっと落ち着いてきました。こんなことは初めてです。それだけ過酷なレースだったのでしょう。危ない危ない。
打ち上げでも、いつものようには食事が摂れませんでした。
疲労はピークで、眠気らしきものは感じるものの、体は火照って、一睡もできません。本当にウルトラマラソンは超不健康なスポーツですね。
今年もボランティアの方、周辺地域の皆さま、大会関係者の方に感謝します。本当に良い大会だと思います。昨年は以前よりもランナーのマナーが向上しているようにも思えましたが、今年はまたマナーを守らない人がチラホラいて残念でした。。
いつもは「第40回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析」と題して、記事にするのですが、今年はフリースタイルリブレも付けていないし、どこで何をどれだけ補給したかもあまり覚えていません。とにかく本能のまま、倒れないように補給していた感じです。エネルギー的には昨年と同様な量の摂取量だと思います。
8回挑戦して、8回目の完走ですサロマンブルーまであと2回です。