「その1」では、ビールが脱水を悪化させるかどうかについて書きました。今回は高齢者についてです。高齢になると脱水のリスクが高くなると言われています。そしてアルコールやコーヒーが利尿作用のため脱水を悪化させるとしたら、高齢者
投稿者: Dr.Shimizu
LDLコレステロールが低くても全原因死亡や心血管疾患死亡リスクが上がる
LDLコレステロールは低ければ低いほど有益であると信じている人たちがいます。 今回の研究では、35歳から75歳、平均年齢56.1歳の3,789,025人を対象を、病歴とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクに基づいて、低
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その1
連日の猛暑、札幌でも30度以上の日が続いています。夕方でも30度くらいあるなんて、かなり札幌でも珍しいのではないでしょうか?そんな中でランニングをするのは結構大変です。でも暑い中を走るのは好きです。 先日夕方に1時間ちょ
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その3
以前の記事「糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その1」「その2」で書いたように、糖質制限をしている人が一旦糖質制限を止めると興味深い代謝の変化があります。 今回はその第2弾の研究です。対象
肥満の糖尿病に対する薬物療法は食事療法に負ける
糖尿病の薬の実力なんて大したことありません。糖尿病の薬で代表的なもの、メトホルミンおよびSGLT2阻害剤のエンパグリフロジンと5:2 間欠的断食ダイエットを比較してみましょう。 5:2 間欠的断食ダイエットというのは、食
カルシウムサプリメントと心血管疾患および死亡リスクとの関連性
骨粗しょう症に対する不安や恐怖を与えて、カルシウムを強化した食品やカルシウムサプリを売って、儲けている企業もあるでしょう。 カルシウムサプリは本当に必要でしょうか?以前の記事「カルシウムサプリメントによる大動脈弁の石灰化
タンパク質をたくさん摂るほど慢性腎臓病のリスクが低下する
タンパク質の摂り過ぎは腎臓に悪いと、ずっと言われてきました。まあ、ウソでしょう。 今回の研究では総タンパク質、植物性タンパク質、動物性タンパク質摂取と慢性腎臓病リスクとの相関関係を調べるためにメタアナリシスを行いました。
睡眠薬の使用は死亡率を高くする
睡眠薬による眠りは本当の睡眠ではないと思います。睡眠というよりは鎮静でしょう。だから、眠剤によって本来の睡眠中の人間の脳および体の働きや代謝が変化している可能性があるでしょう。 以前の記事「睡眠薬と死亡率およびがんとの関
2型糖尿病では糖尿病薬を飲んでも死亡率は低下しない
糖尿病で薬を飲んでいる人も多いでしょう。糖尿病では高血糖などにより血管に悪影響を与えるため、心血管疾患が増加します。まあ、糖尿病も心血管疾患も糖質過剰症候群なので当たり前ですが。糖尿病の薬が効果を発揮できるとすれば、心血
フリースタイルリブレを使った人体実験 その27 夏バテ予防にうなぎ?
マスコミは夏には盛んに、うなぎが夏バテ予防に効果があるようなことを言い続けます。本当に夏バテに効果があるかどうかは非常に疑問です。 そして、日清が「謎うなぎ」なるものを発売しました。「気候変動と人口増による食料危機に備え