一般的にはスタチンは心血管疾患を予防してくれる薬だと信じられています。そうであるのであれば、心血管疾患の発生率が大幅に減ってもおかしくないですが、現実はどうでしょうか? 今回の研究では、1999年から2013年までの二次
月: 2024年7月
暑い気候での運動で発汗、水分状態、塩分はどうなる?
連日暑い日が続いています。40℃を超えるなんて、ビックリですね。 夏の暑い中スポーツをすることは大変ですね。非常に激しいスポーツである、サッカーの試合を暑い気候の中行うと、選手たちの水分状態はどうなるのでしょうか? 今回
長期断食によるケトーシス
長期に断食を行った人の非常に興味深い研究がありました。ブヒンガー・ウィルヘルミ・クリニックというところで断食プログラムに参加した18歳から91歳の1610人のデータです。 断食プログラムの参加者全員は断食前に健康診断を受
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その2
「その1」では、ビールが脱水を悪化させるかどうかについて書きました。今回は高齢者についてです。高齢になると脱水のリスクが高くなると言われています。そしてアルコールやコーヒーが利尿作用のため脱水を悪化させるとしたら、高齢者
LDLコレステロールが低くても全原因死亡や心血管疾患死亡リスクが上がる
LDLコレステロールは低ければ低いほど有益であると信じている人たちがいます。 今回の研究では、35歳から75歳、平均年齢56.1歳の3,789,025人を対象を、病歴とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクに基づいて、低
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その1
連日の猛暑、札幌でも30度以上の日が続いています。夕方でも30度くらいあるなんて、かなり札幌でも珍しいのではないでしょうか?そんな中でランニングをするのは結構大変です。でも暑い中を走るのは好きです。 先日夕方に1時間ちょ
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その3
以前の記事「糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その1」「その2」で書いたように、糖質制限をしている人が一旦糖質制限を止めると興味深い代謝の変化があります。 今回はその第2弾の研究です。対象
肥満の糖尿病に対する薬物療法は食事療法に負ける
糖尿病の薬の実力なんて大したことありません。糖尿病の薬で代表的なもの、メトホルミンおよびSGLT2阻害剤のエンパグリフロジンと5:2 間欠的断食ダイエットを比較してみましょう。 5:2 間欠的断食ダイエットというのは、食
カルシウムサプリメントと心血管疾患および死亡リスクとの関連性
骨粗しょう症に対する不安や恐怖を与えて、カルシウムを強化した食品やカルシウムサプリを売って、儲けている企業もあるでしょう。 カルシウムサプリは本当に必要でしょうか?以前の記事「カルシウムサプリメントによる大動脈弁の石灰化
タンパク質をたくさん摂るほど慢性腎臓病のリスクが低下する
タンパク質の摂り過ぎは腎臓に悪いと、ずっと言われてきました。まあ、ウソでしょう。 今回の研究では総タンパク質、植物性タンパク質、動物性タンパク質摂取と慢性腎臓病リスクとの相関関係を調べるためにメタアナリシスを行いました。