スタチンによる冠動脈石灰化について書きたいと思いますが、その前に今回は冠動脈石灰化のリスクについておさらいです。 冠動脈において、CTによる冠動脈石灰化プラークを評価するCACスコアというものがあります。 ある研究では平
月: 2023年9月
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は死亡率を増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とスタチンはマッチポンプ薬の二大巨頭です。PPIは本当に様々な副作用を起こしうるし、非常に漫然と投与され続けられます。患者さんが早く気付いてやめれば良いのですが、多くの人は疑問にも思いません
コレステロールとがん発生率
コレステロールは人間にとって必須のものです。細胞の構成成分でもありますし、ホルモンなどの原料でもあります。さらに メタボリックシンドロームとがんプロジェクト(Me-Can)というものがあり、これはノルウェー、オーストリア
生理がインスリン感受性に与える影響
女性は生理(月経)中に血糖値の変動が変化しています。糖尿病の方では自分で測定して知っている人もでしょう。また、生理周期によって食欲や体重さえも変化することもあるでしょう。 それはインスリンの感受性、特に脳のインスリン感受
冠動脈のプラークは低LDLコレステロールと関連している
本当に心血管疾患がLDLコレステロールが原因であり、冠動脈のプラークがLDLコレステロールが高いほどできるのでしょうか? 今回の研究では、2007年7月から2017年12月までの間にサウジアラビアの心臓センターに受診し、
冠動脈疾患でインスリン抵抗性を指摘する医師はどれほどいるであろうか?
冠動脈疾患をはじめ心血管疾患は糖質過剰症候群です。それらの疾患を患った時に、診察した医師が「どんな食事をしているか?」をちゃんと聞いているでしょうか?「インスリン抵抗性」という言葉を発する医師がどれほどいるでしょうか?
ED(勃起不全)と糖尿病
ED(勃起不全)は糖質過剰症候群です。立たなくなってきたら、もうすでにかなり進行していると考えた方が良いでしょう。 今回の研究では、EDと糖尿病の関連を分析しています。対象は18歳から40歳(平均年齢28.3歳)の231
日本人でも低コレステロールは肝臓がんの死亡リスクを増加させる
以前の記事「空腹時血糖とコレステロールと肝臓がんのリスク」では、高血糖、低コレステロールが肝臓がんのリスクを高めることを書きました。 今回の研究では日本人における、BMIと総コレステロールと肝臓がんのリスクについて分析し