尿酸の約3分の2は内因的に生成され、残りの3分の1は食事中のプリン体からできるのですが、尿酸そのものを摂取するわけではないので、体内の尿酸は全て体内で生成されたものと考える方が簡単でしょう。 まずは尿酸の生成量が多くなる
カテゴリー: 食事
マグネシウム枯渇スコアと様々なリスク
体内のマグネシウム量を測定することは非常に難しいです。血中のマグネシウム値がそのまま体内のマグネシウム量を反映しているわけではありません。体内の総マグネシウム含有量は約24 gで、その99%は細胞内にあり、主に骨、筋肉、
尿酸は体に悪いのか?
多くの医師は、コレステロールが高いと血管が詰まると言い、スタチンなどの薬でコレステロールを下げようとします。コレステロールビジネスはすっかり医療の世界だけでなく、栄養や食品の世界にも浸透しています。コレステロールのように
女性におけるインスリン抵抗性と過活動膀胱の関連性
頻尿、過活動性膀胱の人が増えているようです。日本における下部尿路症状の全体的な有病率は、20歳以上の対象者では77.9%、40歳以上の対象者では82.5%です。ほとんどの下部尿路症状で加齢とともに有意に有病率が増加する傾
大動脈弁狭窄症も糖質過剰症候群
最近はテレビでも心臓弁膜症についてのCMが流れています。弁膜症の中の大動脈弁狭窄症の原因としては、主に先天性のものと加齢性(?)のものがあります。大動脈弁が肥厚して硬くなり、動きが制限されて、進行すると石灰化し、心臓から
2025年の総合的にベストな食事法は?
US News & World Reportが2025年版のベストダイエットを発表しました。早速総合第1位から見てみましょう。 第1位:地中海ダイエット 4.8点 第2位:DASHダイエット 4.6点 第3位:フ
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その10 失明
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズのその10です。「その9」では糖尿病網膜症のリスクについて書きました。糖尿病網膜症ももちろん失明の危険がありますが、今回は稀ではありますが、これも失明の危険のある疾患のリスクについて
口の中のpHはほんのわずかな糖質でも大きく低下する
ステファンカーブってご存じですか?ステファンカーブとは、口の中のpH(酸性かアルカリ性かの度合い)の変化を示したグラフです。pHは食事をとるごとに変化します。食べ物や飲み物が摂ると、脱灰(歯が溶ける)と再石灰化(修復)を
ロカボの専門家が出した飽和脂肪酸は心血管疾患や死亡率とは関連していない論文
ロカボで有名な山田悟先生、この先生が唱えるロカボは中途半端で賛成はできませんし、ロカボの論文もまたショボい結果です。 今回、山田先生が良い論文を出してきました。まだプレプリントなので注意が必要です。 今回の研究では、心血
喘息などの薬のモンテルカスト(シングレアおよびキプレス)の危険な副作用
多くの親は、子供が何らかの病気になったときに、心配で不安になり、専門家である医師を信じ、頼ろうとするでしょう。そして、その医師が出した薬がまさかひどい副作用を起こすなんて、ほとんど考えないでしょう。選択的ロイコトリエン受