多くのワクチンにも乳化剤ポリソルベート80が含まれている

以前の記事「乳化剤が様々な健康問題を引き起こす可能性がある」では、乳化剤の有害性について書きました。経口摂取の乳化剤では腸という障壁が存在します。だから吸収される乳化剤はどれほどなのかわかりません。しかし、腸内細菌などに異常を起こして、炎症を惹起して、様々な問題を起こす可能性があります。

その乳化剤を直接体内に入れることは有害性があることは十分に想像がつきます。

乳化剤は食品だけの添加物ではありません。多くの薬剤にも添加されています。一粒くらいの薬ではあまり問題ではないのかもしれませんが、1回に10種類とかの多剤併用の薬を処方されている場合は、影響があるかもしれません。

そして、ワクチンにも添加されています。(様々な添付文書を検索したければ、ここを参照してください)

例えば、子宮頸がんの4価ヒトパピローマウイルスのワクチンガーダシル、9価ヒトパピローマウイルスワクチンのシルガードには、添加剤(安定剤)としてそれぞれ50μgの「ポリソルベート80」という乳化剤が含まれています。(ここここ参照)しかもどちらにも、アルミニウムを含有するアジュバント(アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩)が使われています。(アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩はガーダシルには225μg、シルガードには500μg含有しています。)

さらに、2024年にあのファーザーから発売されたRSウイルスワクチン「アブリスボ」にもしっかりと「ポリソルベート80」が0.08mg入っています。このワクチンは妊婦さんと60歳以上の高齢者に接種するワクチンです。ポリソルベート80が胎盤を通過するかどうかはわかりません。胎児にとって安全なものなのでしょうか? もう一つのRSウイルスワクチン、アレックスビーにも0.18mg入っています。

ロタウイルスワクチンは経口摂取ですが、2つのワクチンがあります。そのうちロタテックには「ポリソルベート80」が0.17~0.86mg入っています。注射のワクチンより一桁多い量ですね。もしかしたら、ロタウイルスワクチンの副作用で有名な腸重積にポリソルベート80が関係している可能性があるかもしれませんね。

最近よく宣伝をしている帯状疱疹ワクチンのシングリックスにも、ポリソルベート80が0.08mg入っています。

あまり馴染みはないですが、A型肝炎ワクチンのエイムゲンにもポリソルベート80が0.01mg入っています。

日本脳炎ワクチンのエンセバックにもポリソルベート80は0.025mg入っています。

新型コロナワクチンであまり使われませんでしたが、ヌバキソビッドにも0.05mg入っています。

肺炎球菌ワクチンのプレベナー13にもポリソルベート80が0.1mg、アルミニウムがリン酸アルミニウムとして0.125mg(アルミニウム換算)入っています。15価肺炎球菌ワクチンのバクニュバンスにはポリソルベート20という乳化剤が1mg、リン酸アルミニウムは125μg(アルミニウムとして)入っています。20価肺炎球菌ワクチンのプレベナー20にも、ポリソルベート80が0.1mg、リン酸アルミニウム0.125mg(アルミニウム換算)が入っています。

不活化ポリオワクチンのイモバックスポリオにも、ポリソルベート80が21μg以下入っています。

では、なぜポリソルベート80が問題かと考えているかというと、血液脳関門の透過性を亢進するか、血液脳関門を破壊してしまう可能性があるからです。⾎液脳関⾨は、⽔溶性分⼦や分⼦量500を超える分⼦などが血中から脳へ移⾏するのを阻害します。そのため、脳に達する薬剤は限られています。 そこで製薬会社は、脳の感染症や腫瘍などを治療するために、通常であれば脳に到達が困難な薬を、血中から脳に届ける方法を見つける必要がありました。もともとはちゃんと病気を治そうとする、非常に良い意味の努力があったのでしょう。そこで、乳化剤のポリソルベート80が血液脳関門を通過する、ポリソルベート80でコーティングした薬剤が脳に移行することがわかり、使われるようになったと考えられます。(ここここここここここ参照)

マウスの実験では、経口投与の薬でも、ポリソルベート80を同時投与すると、消化管からの吸収が増加し、脳内の薬の濃度も増加することを示しています。(ここ参照)

一方、アルミニウムにも血液脳関門を破壊する効果があります。(ここ参照)ちなみに亜鉛はアルミニウムの血液脳関門破壊効果から保護する効果があるようです。アルツハイマー病の脳にはアルミニウムが蓄積していることは知っている人も多いでしょう。(アルミニウムがアルツハイマー病の原因ではありませんが)また、アルミニウムは活性酸素を増加させ、ミトコンドリア活性の低下を招きます。(ここ参照)

ポリソルベート80とアルミニウムの両方を含むワクチン、HPVワクチンのガーダシルとシルガードおよび肺炎球菌ワクチンには要注意でしょう。また、ポリソルベート80含有ワクチンと同時に体内に存在した薬物や物質が、期せずして脳に到達してしまうかもしれません。

もちろん、全ての人にポリソルベート80の有害性が現れるわけではありません。しかし、個人差の大きさにより、非常に感受性が高い人もいるでしょう。一度体内に入ってしまうと、代謝されるまで排出されません。脳に影響を与えてしまった後では取り返しがつかない場合もあるでしょう。

ケネディさんが言っているように、ほとんどすべてのワクチンは生理食塩水のプラセボと比較した安全性の試験が行われていません。

それらを踏まえて、ワクチン接種をするかどうかを自分で(または親が)判断しましょう。

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