脂質異常症の診断基準は現在次の表のようになっています。(表はここより) LDLコレステロール 140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症 120~139mg/dL 境界域高LDLコレステロール血症 HDLコレステロ
カテゴリー: スタチン
糖質制限による極端なLDLコレステロール上昇
昨日2023年8月27日、北海道マラソンが行われました。いやー、暑かった!スタートの8時30分の時点で、気温29.2度、湿度78%、その後最高気温は30度を超えました。レース前日は35度以上になったことを考えると、少しは
SGLT-2阻害薬に伴う急性膵炎と死亡リスク
糖尿病薬のSGLT-2阻害薬はいくつもの利点が強調されています。しかし完全に安全な薬は存在しません。アメリカのFDA とカナダ保健省は、SGLT-2阻害薬によって引き起こされる急性膵炎の危険信号の可能性を相次いで(201
中性脂肪と心血管疾患
スタチンが世の中で出回るようになり、関心はLDLコレステロールにばかり向いてしまっています。しかし、私は中性脂肪が最も重要だと考えています。 中性脂肪は空腹時だけでなく非空腹時でも上昇すると心血管疾患のリスクは増加します
スポーツ用のサプリメントのラベルのおよそ9割が虚偽?
以前の記事「アセトアミノフェンに安価な中国製の混ぜ物」で書いたように、医療に使用する薬でも変な混ぜ物が入っていることがあります。もちろん、医薬品の製造が監視されているから見つかったとも言えますが、完全ではないでしょう。
コレステロールにはパラドックスがいっぱい
またまたパラドックスです。脂質異常症は一般的には心血管疾患のリスク因子と考えられていますが、死亡率はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では平均59.7歳の男性1,479人を対象としたものです。そのうち779人 (5
ドライアイとスタチンと糖質過剰摂取
スタチンには様々な副作用があります。当たり前です。人間に必須の代謝の一部を止める薬なんですから。 今回の研究では、ドライアイとスタチンの関連を分析しています。 スタチンによりドライアイ疾患になる可能性は次の表のとおりです
SGLT2阻害薬と多発性嚢胞腎
コメントをいただきました。 多発性嚢胞腎で、クレアチニン1.8の50代女性です。糖質制限がよいとのこと。フォシーガを検討してみようと思っています。多発性嚢胞腎にも良い薬なのでしょうか? SGLT2阻害薬は非常に色々な有益