富士登山競走(HPはここ)って知ってますか?私はトレイルも、もちろんスカイランニングもしないので知りませんでした。もう今年で76回大会だそうです。コースは2つです。富士吉田市役所から山頂まで登るのと5合目までのコースです
月: 2023年7月
スポーツ用のサプリメントのラベルのおよそ9割が虚偽?
以前の記事「アセトアミノフェンに安価な中国製の混ぜ物」で書いたように、医療に使用する薬でも変な混ぜ物が入っていることがあります。もちろん、医薬品の製造が監視されているから見つかったとも言えますが、完全ではないでしょう。
睡眠薬や抗不安薬のベンゾジアゼピンによって起きる長期的な影響
安易に眠れないからといって、睡眠薬を飲んでいる人がいます。そして、安易に睡眠薬を処方する医師もいます。基本的に私は処方しません。まずは眠るときの環境、生活を変えて様子を見てもらいますが、その後はほとんどその患者さんは眠剤
コレステロールにはパラドックスがいっぱい
またまたパラドックスです。脂質異常症は一般的には心血管疾患のリスク因子と考えられていますが、死亡率はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では平均59.7歳の男性1,479人を対象としたものです。そのうち779人 (5
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その4 がん
これまで「その1」「その2」「その3」を書いてきました。今回はその続きです。最も副作用として恐ろしいのはがんの発症ではないでしょうか? 今回の研究では、FDAの有害事象報告システムに基づいてGLP-1受容体作動薬がすい臓
コーヒーの腸の運動への効果
先日、コーヒーが腸運動の抑制を引き起こす可能性があるのでは?というコメントをいただきました。私は逆だと思っています。 ある研究では、12人の健康な人の横行結腸中央部までセンサーを留置し、結腸内圧測定を実施しました。(ここ
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その3 急性膵炎
GLP-1受容体作動薬では急性膵炎の報告が多く認められています。急性膵炎は重篤な場合には死亡する可能性もあります。 例えばこの論文。GLP-1受容体作動薬のリラグルチドを服用している患者で11件の膵炎が発生した症例が報告
果糖は筋肉の代謝を大きく変える
糖質の中でも果糖は猛毒です。果糖の消費量は非常に増加しており、それによって様々な代謝障害が起きていると考えられています。 今回の研究では果糖の過剰摂取で、全身性には検出できないかもしれないような、末梢での微妙な代謝変化を
ドライアイとスタチンと糖質過剰摂取
スタチンには様々な副作用があります。当たり前です。人間に必須の代謝の一部を止める薬なんですから。 今回の研究では、ドライアイとスタチンの関連を分析しています。 スタチンによりドライアイ疾患になる可能性は次の表のとおりです