過体重および肥満の女性はインスリン抵抗性が増加し、性別特異的な内分泌障害(多嚢胞性卵巣症候群など)、月経不順、無月経、不妊症を発症する傾向が高まります。それでは、ケトン食やケトン体サプリでは月経の問題は改善するのでしょう
カテゴリー: コレステロール
肝機能検査のALT(GPT)が少し上がったときの糖尿病リスク
肝機能検査の項目でALT(GPT)があります。これは一般的に逸脱酵素と言われていて、ALTは肝臓に最も多く分布しており、AST(GOT)と同様に肝臓に障害があると、血液中に漏れ出してきます。 今回の研究では、ALTの値に
スタチンなんか飲んでもレムナントコレステロールが高いと心血管疾患のリスクは増加する
スタチンはLDLコレステロールを低下させますが、スタチンの恩恵を受けられる人はほんのわずかです。(実際には恩恵などないかもしれませんが)恩恵を受けられず、スタチンを飲んでいたにもかかわらず、心血管疾患を発症してしまう人も
安静時心拍数と死亡率
みなさんの安静時心拍数はどれくらいでしょうか?測定は簡単に自分でもできるので、一度測ってみてください。手首の親指側に反対の手の指を当てて、拍動している回数を1分間数えるだけです。もちろん血圧計などを持っていれば、それで血
運動誘発性アルブミン尿と糖質過剰摂取 その1
運動後のアルブミン尿(タンパク尿)が出る、運動誘発性アルブミン尿(タンパク尿)は良性のものだと考えられていますが、実際にはそこまで楽観的に考えられないかもしれません。 以前の記事「マラソン後の運動誘発性アルブミン尿」で書
レムナントコレステロールと高血圧や2型糖尿病との関連性
コレステロールに善玉、悪玉はありません。どれも同じコレステロールです。違いはそれを運ぶリポタンパク質です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールと不名誉な呼び方をされてしまっていますが、もちろん、その中で悪いものがある
糖質制限は肥満高齢者の内臓脂肪やインスリン抵抗性の低下をもたらす
日本でも肥満の高齢者が増加しているように思います。代謝や身体機能が衰えていく時期に肥満であれば、さらに様々な慢性疾患や身体機能の障害を起こす可能性が高くなるでしょう。 肥満は運動不足で起きるのではなく、食事の間違いで起き
心房細動はがんと関連している?
最も一般的な不整脈の心房細動ですが、心房細動が発症したら、少し注意をした方が良いかもしれません。 今回の研究では心房細動とがんのリスクについて調べています。 対象はベースラインで心房細動およびがんのない26,222人の男
血糖値とがんの発症および致死的がんのリスク
がんは糖質過剰症候群です。血糖値の上昇ががんリスクの増加と関連していると考えられます。 今回の研究は、以前の記事「コレステロールとがん発生率」でも取り上げた、メタボリックシンドロームとがんプロジェクト(Me-Can)とい
インスリン抵抗性を示すTyGインデックスと冠動脈プラークとの関係
TyGインデックスはインスリン抵抗性のマーカーで、この数値が高いと様々な疾患のリスクが高くなることが示されています。(測定はここから) 当然、心血管疾患は糖質過剰諸侯群なので、TyGインデックスの増加は冠動脈疾患と関連が