黒色表皮腫(Acanthosis nigricans)というのをご存知ですか?下の写真のような黒ずんだ皮膚です。(写真は原文より)
あと、安田大サーカスのHIROさんの頬っぺたの黒ずみもそうです。肥満の方にはよく見られますね。HIROさんは今年の6月に左脳室内出血で倒れてしまいました。現在は療養中だと思いますが、かなり現在はやせたようです。(写真はHIROさんのインスタグラムより)
写真の部位以外にも、わきの下や股間、おっぱいの下などに良く認められるものです。
黒色表皮腫はインスリンが過剰になることにより、正常な皮膚細胞が急激に増殖します。そのような新しい細胞にはメラニンが豊富にあり、黒ずんで見えるということです。
今回の研究では、10歳から18歳までの子供507人中199人が黒色表皮腫を有することが判明し、これは全体の39.3%でした。182人の女の子のうち78人(43%)および324人の男の子のうち121人(37.3%)が黒色表皮腫を認めました。女の子では、黒色表皮腫のある高インスリン抵抗性の発生率は63%であったのに対して、黒色表皮腫なしでは19%でした。女子のインスリン抵抗性発生率は全体的に40%でした。男の子では、黒色表皮腫のある高インスリン抵抗性は63%、黒色表皮腫なしでは9%、全体では高インスリン抵抗性発生率は29%でした。全サンプルについての全体的なインスリン抵抗性発生率は32%でしたが、黒色表皮腫のある子供では62%でした。黒色表皮腫とインスリン抵抗性との間の有意な関連がありました。
糖尿病は診断前の初期の段階では、子供のころは糖質が過剰でもインスリン追加分泌し高インスリン血症にすることにより、血糖値は正常に見えます。しかし、血糖値が異常になる前に、この黒色表皮腫が現れ、その後の糖尿病の発症を予測することができるのです。
あなたのお子さんの首の後ろや大きな関節などの裏に黒ずみはできていませんか?できていたら糖質が過剰である可能性が高くなります。すぐに糖質制限をした方が…
それにしても黒色表皮腫の英語のAcanthosis nigricansのAcanthosisの部分は「アカントーシス」と読むと思いますが、なぜか私には「アカン!糖質(とーしつ)」と読めてなりません。お後がよろしいようで。(昭和を感じる締めでした。古い!)
「Acanthosis nigricans: A screening test for insulin resistance – An important risk factor for diabetes mellitus type-2」
「黒色表皮腫:インスリン抵抗性のスクリーニング検査 – 2型糖尿病の重要な危険因子」(原文はここ)
シミズ先生、
日頃、この単語を使っている者としては、
最後の「アカン!とーしつ」は、傑作です。
先日は、メールでの相談にのっていただき、ありがとうございました。
低酸素トレーニングについてですが、
士別にその施設があって、今日、試しています。
来月にも予約していおり、何か得るものがあれば、
メールでお知らせいたします。
たかはしさん、コメントありがとうございます。
オヤジのダジャレに付き合っていただいてありがとうございます。
是非、士別の情報を教えてください。
関脇の御嶽海の頬の黒ずみが気になる、糖尿の予兆ではないかとの声をよく聞きます。長野出身の有望人気力士ですから、正しく食生活を律したほうがよいのでしょう。
だが、白米をたらふく食べて、「太ることも稽古のうち」という常軌を逸した業界ですから、糖尿の危険をいくら警告しても一切、聞く耳を持たないでしょう。
糖尿をはじめとする生活習慣病になるのが先か、それとも幕内力士になるのが先か、のるかそるか、いちかばちか、一攫千金、ばくち打ちのような競技です。いずれにしても、力士をやめた後の生活が大変だと思います。
そんななかでも、横綱の白鵬は断食をトレーニングに組み込んだりして、かしこく体調を整えているそうです。さすが、超一流力士は心掛けが違いますね。
やまもとりんたさん、コメントありがとうございます。
相撲に限らず、体重を求められるスポーツは、健康を犠牲にして勝利のために行うものなので、それはそれで個人の自由です。
引退後しっかりと食事を改めない元力士の状況を見ると、いかに不健康な食事をしているかがわかります。
白鵬にしても断食は年1回程度でしょうから、大きくは違いはないのではないでしょうか?
やまもとです
御嶽海がやっと大関になりました。ほっぺたの黒ずみはあいかわらずです
現役を終えた後の食生活が大変でしょうね。
やまもとさん、コメントありがとうございます。
相撲は世界一不健康なスポーツですからね