新型コロナワクチン接種は医療従事者のインフルエンザ様疾患および就業日数損失リスクを上げる

一般の市民よりも、もしかしたら医療従事者の方が新型コロナワクチンの効果を信じていたかもしれません。医療従事者は新型コロナワクチン接種をして、良いことが本当にがあったのでしょうか?

今回の研究では、新型コロナの市中感染が高かった期間(2023年11月から2024年5月)に、1,745人の医療従事者を対象にしています。インフルエンザ様疾患は、市中感染レベルが高い時期に新型コロナの活性を示すことができます。日本と違いスイスでは新型コロナの検査はパンデミック後に広く廃止されているため、主要評価項目としてインフルエンザ様疾患が選択されました。研究期間中、スイスで検査されたインフルエンザ様疾患患者のうち21.1%が新型コロナ陽性、20.0%がインフルエンザ陽性でした。インフルエンザ様疾患は、発熱(38.0℃以上)または熱っぽさがあり、呼吸器症状(咳、咽頭痛、鼻炎、嗅覚喪失)があり、それぞれの報告日の7日前以内に急性発症したことと定義されました。また、これらの症状による就業損失日数を検討しました。(図は原文より)

748人(42.9%)の医療従事者が追跡調査中に少なくとも1回のインフルエンザ様疾患(ILI)を報告し、35.7%(748人中267人)が複数回のILIを経験していました。全体では、853人(48.9%)がILIの症状による欠勤を少なくとも1日報告し、その大多数(76.6%)が数日間の病欠でした。

上の図のaは追跡期間中にILIを発症した参加者の割合を新型コロナワクチン接種群ごとに層別化したものです。未接種群を基準として、1~2回のワクチン接種は1.25倍(有意差なし)、3回接種は1.34倍、4回接種は1.41倍ILIのリスクが高くなりました。

bは追跡期間中に就業日数の損失を報告した参加者の割合をワクチン接種群ごとに層別化したものです。未接種群を基準として、1~2回のワクチン接種は1.17倍(有意差なし)、3回接種は1.38倍、4回接種は1.29倍(有意差なし)就業日数の損失のリスクが高くなりました。

より最近のワクチン接種はILI回数と有意に関連し、1.32倍でした。

新型コロナワクチン接種は、パンデミック後の医療従事者の保護には寄与しないだけでなく、症状のある感染や就業不能の可能性を高める可能性さえあります。新型コロナワクチンにより、恐らく免疫力の低下が起きているのではないかと思います。

最近、またマスコミが新型コロナの増加を報道し、煽ってきています。専門家たちも旨味を忘れられずに再度煽ってくるでしょう。間違ってもワクチン接種、いつでもマスク状態に戻らないように気を付けましょう。

「Association of SARS-CoV-2 vaccination status with risk of influenza-like illness and loss of workdays in healthcare workers」

「SARS-CoV-2ワクチン接種状況と医療従事者のインフルエンザ様疾患および就業日数損失リスクとの関連性」(原文はここ

One thought on “新型コロナワクチン接種は医療従事者のインフルエンザ様疾患および就業日数損失リスクを上げる

  1. 「最近、またマスコミが新型コロナの増加を報道し、煽ってきています。専門家たちも旨味を忘れられずに再度煽ってくるでしょう。」
    TVCMに莫大な投資をしても見返りがあるのでしょうね、
    コロナワクチンに限らず、最近富に増えた印象の様々な予防ワクチンや、早期発見推奨の
    健診のコマーシャル、、、

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