カキは人のゲロやウンコを食べているということ。ノロウイルス強し!

インフルエンザに続いてノロウイルスも猛威を振るっているようです。宮城県では生食用のカキからノロウイルスが検出され、ほぼ全面的に出荷が休止しました。ノロウイルスに感染した人の嘔吐物、つまりゲロの中のウイルスをカキが取り込んだようです。加熱すれば食べられるのにもったいないですね。そのままにしていたら、カキの中からウイルスは無くなるのでしょうか?無くならないなら加熱用に出荷しちゃった方が良いと思いますが。ほとぼりが冷めるのをとりあえず待ってということでしょうか。

ノロウイルスはものすごい強いんですね。下水処理にも耐え、広い海に流出した後も海水の中で耐え、牡蠣に食べられ、また人に戻って増えるなんてすごい生命力です。と言ってもウイルスは生物ではないですが。

ということは、牡蠣を食べるということは、すごく薄まった人のゲロやウンコを食べていることにもなります。ゲロやウンコを食べた牡蠣があんなにおいしいとは…あの緑色の内臓の部分はまさにウンコを想像させます。実際に加熱用の牡蠣にはウンコがいっぱい詰まっているようです。(人間のウンコではなく牡蠣のウンコです。米粒やトウモロコシが入っているなんてことは絶対にありません…?)生食用と加熱用の違いは、鮮度の違いではないようです。採れる海域の違いだそうです。生食用は保健所が指定した海域で獲れた牡蛎、それ以外は加熱用として出荷されるそうです。広島県の境田かき養殖場のホームページによると次のように書かれていました。

加熱用牡蠣は栄養分を豊富に含んでいると言いましたが、生食用はそのうえ、滅菌洗浄を行うため2~3日間断食をしいられるので、身が痩せて水っぽくなることもあります。 牡蠣自体の味は、加熱用の方が濃く、美味しいとも言われています。
とはいっても、加熱用牡蠣は生では絶対に食べないで下さい。

生食用のカキは断食させて、ウンコを出させていますのでお腹がへこんだ状態ですが、加熱用はウンコが詰まった状態でプリッとしているようです。カキのウンコは美味しいということです。

実は私はカキが昔大好きだったのですが、ある年から急にアレルギーが出てしまい、食べると嘔吐や下痢をするようになりました。最初はそれこそノロウイルスなどに当たってしまったのかと思いましたが、十分火が通っているものでも毎回調子が悪くなったので、アレルギーと考えています。今でも下痢をしてでも、めちゃくちゃ食べたいのですが、やはり仕事に影響しても困りますし、アレルギーと知っていて医師がわざと牡蠣を食べて病院に運ばれてしまっては、怒られそうなのでやめています。

人間なんて所詮、この小さなウイルスにさえ勝てないのです。インフルエンザウイルスもそうですが、すぐに変異してしまいます。ただ、免疫を持っていればちょっとの変異には対応できるとは思いますが。だから、ちゃんと免疫を持つことが本当は重要なのではないでしょうか?インフルエンザに罹ったときも、すぐに抗インフルエンザ薬を使ってしまうと、免疫がちゃんとできないようですし、ワクチンも同様です。自然の流れに任せて、ときには風邪をひくことは、長い目で見れば人を強くします。抗菌も必要ありません。自分の周りを無菌にすることは不可能ですし、菌に人は守られているのです。(菌とウイルスは違いますが)

今はどこに行っても手を消毒するスプレーが置いてありますし、テーブルなどを除菌するものも売られていますが、そんなものを頻繁に使っていたら非常に弱い人間になってしまいます。子供は汚いくらいでちょうどいいと思います。人間は菌と一緒に生きているのですから。人間の中にいる菌は、人間の細胞の数よりも多いと言われています。菌は仲間です。ちなみにノロウイルスにアルコール消毒は効果がありません。

ところで、ノロウイルスにかかったら、漢方がお勧めです。子供であれば五苓散、大人であれば桂枝人参湯をガンガン使っていれば、次の日には良くなるでしょう。子供で嘔気が起きて五苓散が上手く飲めない場合はお尻から入れることも可能ですが、一般の方には難しいですね。ですから五苓散を1包お湯で溶いて、それを氷などで冷やして、スプーンでちょびちょび舐めるようにして飲むのも有効です。2時間おきに1包ずつ胃腸炎が治るまで飲みます。大人の桂枝人参湯は井齊先生の方法で、まず最初に2包飲み、その後は2時間おきに胃腸炎が治るまで1包ずつ飲みます。試してみてください。

 

<ノロ猛威>人で流行し海へ カキに蓄積か

12/22(木)  河北新報より

 宮城県内の海域で生食用カキからノロウイルスが検出され、県漁協が出荷を休止した問題で、県内で流行している人のノロウイルスが影響したとみられることが21日、分かった。県漁協は検査対象の県内11海域のうち、石巻市の雄勝湾を除く10海域でノロウイルスの陽性反応を確認した。

 県水産業基盤整備課によると、感染者の嘔吐(おうと)物などに含まれるウイルスは一般的に下水処理を施しても完全に除去できず、一部が海に流出してカキに蓄積された可能性が高いという。

 県内では11月からノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が流行。県疾病・感染症対策室によると、5~11日の1医療機関当たりの患者は41.44人で、全国平均の19.45人を大きく上回った。2006年と10年にも流行したが、今年は過去と比べてかなり多いという。

 県は手洗いの徹底や、感染者が嘔吐した場所を塩素系漂白剤で消毒するなどして感染拡大を防ぐよう呼び掛けている。

 県漁協は11海域で毎週検査を実施。19日の検査で雄勝湾を除く10海域で陽性反応があり、県漁協を通じて流通させる20日と22~25日の出荷分を休止した。26日の検査結果を踏まえて今後の対応を検討する。

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