PPI(プロトンポンプ阻害薬)は死亡率を増加させる

PPI(プロトンポンプ阻害薬)とスタチンはマッチポンプ薬の二大巨頭です。PPIは本当に様々な副作用を起こしうるし、非常に漫然と投与され続けられます。患者さんが早く気付いてやめれば良いのですが、多くの人は疑問にも思いません。

今回の研究ではPPIによる心血管疾患のイベントと全原因死亡についてのシステマティックレビューです。(図は原文より)

上の図はPPI使用の有無による死亡の可能性でス。PPI使用では非使用者と比較して死亡の可能性が1.68倍です。

上の図は心血管疾患イベントの発生する可能性です。PPI使用者ではイベント発生の可能性が1.54倍でした。

以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は様々な死亡率を上昇させるかもしれない」でも書いたように、PPIは様々な疾患の死亡率増加と関連していますし、「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2 PPIは多くの病気を引き起こす可能性がある」様々な疾患発症リスクも増加させます。マッチポンプ薬の筆頭でしょう。

そして、それを知りながら患者に何も説明をせず、ずっと漫然とPPIを処方し続ける医師がいるのです。

無駄にPPIに手を出さないようにしましょう。逆流性食道炎を感じるのであれば、まずはしっかりと糖質制限をしましょう。

「Proton Pump Inhibitors and Cardiovascular Events: A Systematic Review」

「プロトンポンプ阻害剤と心血管イベント:システマティックレビュー」(原文はここ

4 thoughts on “PPI(プロトンポンプ阻害薬)は死亡率を増加させる

  1. タケプロンOD錠とロスバスタチンを何年も服用していました。
    血液検査の結果は優等生(医者目線)なのに、なぜ数年おきに冠動脈が詰まるのだろう?という疑問がようやく生まれたのが今年の4月。
    いろいろ調べてスタチンをやめ、先月東洋医学の勉強をされている医師のもとを訪れ、タケプロンもやっとやめました。

    今後は、糖質制限して少しでも健康的な体にもどるように頑張りたいと思っています。

    1. suzukaさん、コメントありがとうございます。

      数字合わせが治療だと思っている医師が多いですからね

  2. ドクターシミズさま
    ありがとうございます。
    こちらのブログを拝見して薬をやめたことに不安がなくなりました。
    そして抱いた疑問も解決できました。
    感謝いたします。ありがとうございます。

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