以前の記事「降圧剤の処方中止は心臓発作や脳卒中の入院と関連しない」でも書いたように、日本高血圧学会は高齢者の血圧をもっと下げようとしています。(記事はここ) 動脈硬化の進んだ高齢者の血圧を下げすぎると危険です。 今回の研
タグ: 心血管疾患
急性心筋梗塞でLDLコレステロールが低いと退院後の長期の心血管イベントが増加する
LDLコレステロールは低ければ低いほど良い、って思っている人もいるかもしれませんが、ウソであることは様々な研究でわかっています。でも、それを認めたら、専門家たちは大変なことになるので、ずっと変わらず、LDLコレステロール
医療によるLDLコレステロール攻撃の次の標的はLp(a)
血清リポタンパク(a)、Lp(a)はLDLコレステロールよりもさらに悪玉で、悪玉度は、Lp(a) 1粒子当たりのアテローム促進性は、LDLの6倍以上とする報告もあるそうです。(ここ参照) 専門医は、強力なLDL低下療法を
降圧剤の処方中止は心臓発作や脳卒中の入院と関連しない
日本高血圧学会は高齢者の血圧をもっと下げようとしています。(記事はここ) 高血圧治療の目標値、75歳以上で「上130・下80未満」に…10引き下げで脳卒中などの予防に 2025/07/25 23:16 日本高血圧学会は
LDLコレステロールが低いと心血管疾患および全原因死亡リスクが上がる
医師を含めて、ほとんどの人は、LDLコレステロールは「悪玉」と思い込まされています。だから、一般の人はLDLコレステロールが上がると不健康であると思い、医師は高コレステロールの患者を診ると、このままだと死ぬよ、と脅します
冠動脈疾患の危険因子の第1位は高コレステロールではなく糖尿病
冠動脈疾患=高コレステロールのように考える人も多いでしょう。でも実際には違います。 今回の研究はベースラインで30歳から79歳の男性5599人と女性6478人を無作為に抽出し、21年間追跡調査したものです。2180件の冠
高血圧の薬でがんリスクが増加する その1 腎臓がん
多くの人が飲まされている高血圧の薬。心血管疾患のリスクを低下させるために必要だと考えられていますが、他の疾患リスクが上がってしまっては何のために飲んでいるのかわかりません。 以前の記事「長期の高血圧の薬の使用とがんのリス
ラカント(エリスリトール)の脳卒中のリスクをもたらす可能性は本当?
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」「大量のラカント(エリスリトール)の摂取は血栓リスクを高めるかもしれない?」で、一部の研究グループは、エリスリトールは心血管に有害である可能性を報告しています。
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値が高いと心血管疾患や悪性腫瘍による死亡率が増加する
1986年に開始された岩手県大迫町の一般住民を対象とした高血圧・循環器疾患に関する長期前向きコホート研究である大迫 (おおはさま)研究というものがあるそうです。大迫町は現在人口が4,000人ちょっと程度のようです。 今回
夜勤者でも食事は夜中に摂らない方が良い
人間は昼間に活動して、夜は眠るように進化してきました。人体は約24時間の周期で変化する生理機能のサーカディアンリズムにより、体温、ホルモン分泌、睡眠覚醒など、様々な身体機能が変動します。それに逆らえば、体内時計が狂ってし