専門家というのは、自分の知っている知識の中で物事を説明しようとします。自分の知識が間違っているとか、自分の知ってる知識では説明できないことがあるなどとはあまり考えないのかもしれません。医学部で習ったことが正しいとは限りま
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根本原因を無視して数値を整える薬の失敗が続く
以前の記事「Lp(a)低下薬の失敗は何を意味するか?」で書いたように、ノバルティス社はLp(a)低下薬の治験に失敗しました。それに続いて、今度はノボノルディスク社の治験も失敗して中止になりました。(ここ参照) 「デンマー
Lp(a)低下薬の失敗は何を意味するか?
先週の週末、循環器や脂質異常の専門家たちはSNSで大騒ぎでした。その理由は、登場間近だと思われていた、Lp(a)低下薬のペラカルセンの第III相試験、Lp(a)HORIZON試験が大失敗に終わってしまったからです。(ここ
ランニングのすすめ 健康のためにとにかく体を動かそう
先日の日曜日は北海道マラソンでした。夏の北海道マラソンは、本州ほど暑くはありませんが、それでも夏です。過酷なレースが多いのも事実です。しかし今年は、私の出場した北海道マラソンで、スタート時には20℃という過去一番に涼しか
慢性腎臓病の血圧と死亡率の関係
高血圧は腎臓に有害と考えられているために、慢性腎臓病の人は血圧を下げられています。しかし、それによって患者は本当に利益を得ているのでしょうか? 今回の研究では、透析を必要としない慢性腎臓病(CKD)患者の死亡率と血圧の関
勃起不全(ED)は死亡率が高い
勃起不全(ED)は加齢とともに自然に起きるものではありません。心血管疾患の一部です。そして、糖質過剰症候群です。 以前の記事「立(勃)たなくなったら糖質制限?」でも書いたように、EDにはインスリン抵抗性が大きく関係してい
75歳、予防のためのスタチンを中止したら死んじゃうの?
非常に多くの人がただ単にLDLコレステロール値が高いという理由だけでスタチンを処方されています。そして、それを止めると、まるで死んでしまうかのように脅されている人もいるでしょう。 今回の研究では、75歳以上の高齢者で、心
糖尿病薬DPP-4阻害薬のショボい効果
ここ最近、GLP-1受容体作動薬に対する美辞麗句を並べ立てたような研究が多いですね。それについては次回以降に記事にするとして、その前段階として、糖尿病薬の中のDPP-4阻害薬について書きたいと思います。 アメリカ内科学会
低LDLコレステロールは死亡率が高い
コレステロールは悪者扱いされているのに、実際にはコレステロールが低い方が死亡率が高いという論文がいくつもあります。それなのに、医師はコレステロールを下げろ、と言い続けます。 今回の研究では、東アジア(台湾)のデータを使用
高齢者では治療で血圧が下がりすぎると急速な腎機能低下リスクが高くなる
高血圧は健康に有害であるという考えが医療の中では一般的です。でも、動脈硬化が進めば血圧は高くなるし、高い血圧がないと臓器の血流は維持できないと思います。 今回の研究では、65歳以上の高血圧患者6,083人を対象です。患者