マイクロプラスチックおよびナノプラスチックは今や避けられないものとなっていますが、人体にとって重大な危険因子となっています。 今回の研究では、頸動脈プラークからマイクロプラスチックまたはナノプラスチックが検出されるかどう
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心筋梗塞時のLDLコレステロール値の低下は心血管イベントの増加と関連している
LDLコレステロールが低い方が本当に健康的であるのであれば、急性心筋梗塞時のLDLコレステロールが低い方が、その後の死亡率、心血管イベント発生などの予後も良さそうですよね?でも、以前の記事「LDLコレステロール高い方が心
血圧なんて大体の指標 その1
家庭で血圧を測っている人もいるでしょう。医療機関にかかれば、科にもよりますが、測定する場面も多いでしょう。入院すれば毎日測定されます。 血圧の測定は、昔のように聴診器を当てて水銀計で測る(いわゆる聴診法)ことは少なくなっ
高血圧の薬アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は本当に必要な薬か? その1
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は高血圧の薬であり、血圧を下げるだけでなく、腎臓や心臓を保護する効果があると言われています。でも本当に効果があるのでしょうか? ARBは第一選択薬の一つです。この薬の心血管イベントに
IgA腎症と新型コロナワクチンと糖質過剰摂取
IgA腎症は、検尿で血尿やたんぱく尿を認め、腎臓の糸球体にIgAというタンパクが沈着する自己免疫疾患で、多くは慢性に経過します。 そのIgA腎症は新型コロナウイルスのワクチン接種後に非常に多く発生したり、悪化したりしてい
スタチンと重症筋無力症
スタチンは筋毒性があります。ただの軽い筋肉痛のようなレベルであれば、まだ良いのでしょうけど、重度の影響をもたらす可能性もあります。 今回は重症筋無力症との関連です。いくつかの報告を見てみましょう。 まずは4例の症例報告で
糖質制限による高LDLコレステロールは心疾患の予測因子ではない
糖質制限をすると、少なくない割合でLDLコレステロールが上昇します。その後下がる人もいますが、ずっと高いままの人も多いです。 このような高コレステロール血症が起きることで、専門家たちは大騒ぎして、糖質制限の危険性を煽るで
尿酸値を低下させる薬の腎機能保護効果は証明されていない
高尿酸血症の治療による腎保護効果については、以前の小規模で、多くの場合は非ランダム化単施設試験に限られた研究を根拠としてきました。 しかし、その後行われた、大規模の研究の結果は散々です。以前の記事「尿酸値を下げる薬のダー
筋肉の増強にステロイドを使うと心臓に極めて大きなリスクがある
薬を使って痩せようとする人の気持ちは十分には理解できません。薬にはリスクが伴います。薬では健康にはなれませんし、痩せる前に体のどこかに異常が出る可能性もあります。食事だけで十分に痩せられるのに、安易な考えで薬を使うのか、
止めるな危険?尿酸値を下げる薬の投与中止は投与継続よりも死亡率を高める可能性がある
以前の記事「尿酸を下げる薬フェブリク(フェブキソスタット)は危ない?」で書いたように、フェブリク(フェブキソスタット)はアロプリノールよりも全原因死亡率および心血管死の発生率が高いことが示されています。 その結果が得られ