耳たぶに斜めの線がありませんか?以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」「耳たぶの斜めの線と脳血管障害」「耳たぶの斜めの線と認知症」で書いたように、フランクのサインと呼ばれているもので、危険なサインです。
今回の研究は、フランクのサインだけでなく、耳毛が生えている場合の危険性を調べています。冠動脈疾患が疑われる105人(平均年齢58.45歳、BMI26.23)が対象です。
耳たぶにしわがない群よりもある群の方が冠動脈疾患の発生率が高く、関与する冠動脈の数も多くなりました。同様に、耳に毛が生えている患者では、生えていないグループと比較して、冠動脈疾患の存在とその重症度が高いことが明らかになりました。分析すると、耳たぶにフランクのサインのしわがあることは冠動脈疾患のリスクが2.4倍になり、耳に毛が生えていることは冠動脈疾患リスクを4.4倍増加させました。
別の研究(ここ参照、図もここより)を見てみましょう。虚血性心疾患と確定診断された患者152人を対象に、冠動脈疾患患者におけるフランクのサインの有病率を評価しました。98人(64.47%)がフランクのサイン陽性でした。94.9%は両側の耳にフランクのサインが認められました。
上の図は、耳毛と耳たぶの斜めのしわとの関係です。右側が耳(外耳道)にたくさん毛が生えている人です。緑がフランクのサイン陽性です。冠動脈疾患では、外耳道に過剰な毛が見られる症例は86例(56.57%)で、フランクのサイン陽性の方がより多く耳毛が認められます。つまり、フランクのサインも耳毛の増加も同じメカニズムで起きているのでしょう。
いずれにしても、耳たぶに線が入ってきているのに、何もしないことは、その後の心血管疾患などのリスクが高くなります。そのサインに気づいたら。すぐに糖質制限をしましょう。
40代の人でも耳に線が入っている人はいっぱいいます。
「Value of Transverse Groove on the Earlobe and Hair Growth on the Ear to Predict the Risk for Coronary Artery Disease and Its Severity among Iranian Population, in Tehran City」
「イランのテヘラン市における、耳たぶの横溝と耳毛の成長が冠動脈疾患のリスクと重症度を予測する指標となるか」(原文はここ)

貴重な情報ありがとうございます。
気を付けて見てみます。