特発性の末梢性の顔面神経麻痺またはベル麻痺は顔面神経麻痺の最も一般的な原因です。急性期に見た目も大変ですが、その後適切なリハビリが行われずに、意図しない筋肉が同時に動く「病的共同運動」などの後遺症を招くリスクもあります。
さて、このベル麻痺、糖代謝異常との関連はどうなっているのでしょう?
今回の研究では、片側性ベル麻痺患者148人と対照群128人を対象としています。全員について、空腹時および2時間経口ブドウ糖負荷試験(2h-OGTT)後の血糖値を評価し、インスリン抵抗性のHOMA-IRも評価しました。(図は原文より)
上の図のように、2時間後の血糖値2h-OGTTは患者群で176mg/dLと高くなりました。
上の図のように、2時間OGTT後、ベル麻痺患者における糖代謝異常の有病率は対照群よりも有意に高く、耐糖能異常(IGT)は患者群で57人(38%)と対照群で23人(18%)に認められ、新規診断糖尿病(NDDM)は患者31人(21%)と対照群8人(6%)に認められました。
上の図のように、BMIが25以上でインスリン抵抗性のある割合は、ベル麻痺患者で40%、対照群で16%で、患者群の方が有意に多くなっていました。
糖質過剰摂取による高血糖で、末梢神経は障害されます。糖質過剰摂取を続けていれば、微小血管や⼩線維性神経障害の障害も起こります。顔面には繊細な血管や神経がいっぱいあります。高血糖でそれらに問題が起きるのは当然なのかもしれません。
顔面神経麻痺が起きる前に、糖質制限をしましょう。
「Bell’s palsy: a manifestation of prediabetes?」
「ベル麻痺:糖尿病予備軍の兆候か?」(原文はここ)



「糖質過剰摂取による高血糖で、末梢神経は障害されます。糖質過剰摂取を続けていれば、微小血管や⼩線維性神経障害の障害も起こります。顔面には繊細な血管や神経がいっぱいあります。高血糖でそれらに問題が起きるのは当然なのかもしれません。」
糖質過剰摂取の弊害が
とてもわかりやすいです。
いつもありがとうございます。