最近はテレビでも心臓弁膜症についてのCMが流れています。弁膜症の中の大動脈弁狭窄症の原因としては、主に先天性のものと加齢性(?)のものがあります。大動脈弁が肥厚して硬くなり、動きが制限されて、進行すると石灰化し、心臓から
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むずむず脚症候群は糖質過剰症候群 その1
私はむずむず脚症候群は糖質過剰症候群だと考えています。 まずは糖質過剰症候群の代表疾患、2型糖尿病とむずむず脚症候群との関連について見ていきましょう。 ある研究(ここ参照)では、18~80歳で、2型糖尿病の診断から最低5
たった3日の安静で筋肉は落ち脂肪が浸潤する
もちろんかなり体調が悪い場合は別ですが、安静は有害です。特に高齢者になると、一度落ちた筋肉を戻すことは至難の業です。 今回の研究では、3日間、全く動かない生活をさせて、筋肉がどうなるか?という虐待的な実験を行っています。
インスリン抵抗性を示すTyGインデックスと冠動脈プラークとの関係
TyGインデックスはインスリン抵抗性のマーカーで、この数値が高いと様々な疾患のリスクが高くなることが示されています。(測定はここから) 当然、心血管疾患は糖質過剰諸侯群なので、TyGインデックスの増加は冠動脈疾患と関連が
鉄欠乏に近づけると痛風発作は激減する
痛風=尿酸値の上昇、と単純に考えている人が多いと思いますが、実は痛風発作がどうして起きるのかは詳細にはよくわかっていません。でも単純にすることにより、高尿酸血症があれば治療対象にできるので、医療にとっては非常に有益です。
腰痛患者の傍脊柱筋の脂肪浸潤は運動で改善しないかもしれない
私はペインクリニックの外来で、高齢者にもできる限り休むな、と言っています。ちょっと痛い、ちょっと疲れた、ということはよくあります。無理をして悪化するほどでないのであれば、休むことは有害だと考えています。横になってばかりい
若い男性におけるメタボリックシンドロームと痛風発症リスクの関係
痛風って痛いのでしょうね。私はなったことがないので、どのくらい痛いかは想像でしかわかりません。でも、痛風って尿酸値ばかり関連性を取り上げられますが、尿酸値が高いからと言って痛風発作が必ず出るわけではありませんし、逆に痛風
冠動脈疾患のプラークの急速な進行はLDLコレステロールではなく高血糖および低HDLコレステロールと関連している
心臓の冠動脈のプラークが増加するのは、本当にLDLコレステロールによるものでしょうか?もしそうであれば、冠動脈疾患のプラークの進行も、LDLコレステロールに関係しているはずです。 今回の研究では、安定冠動脈疾患がわかって
日本人のインスリン分泌能は低いのか?
夏井先生のブログの今日(6月26日)の記事で、「「日本人」、じつはインスリンの分泌量が「白人の半分から4分の1」しかなかった…!・・・との記事(記事はここ)ですが。この元となる論文が見つかりません。」…どなたか御存知です
塩分制限は高血圧で食塩感受性の有無にかかわらずインスリン抵抗性を増加させる
塩分制限はあたかも健康的な食事だと考えられています。そして、心血管疾患予防には重要だと一般的には思われています。特に高血圧に対しては塩分制限を強く勧める医師もいるでしょう。 しかし、塩分過剰で血圧が上がるかどうかは人それ