痛風=尿酸値の上昇、と単純に考えている人が多いと思いますが、実は痛風発作がどうして起きるのかは詳細にはよくわかっていません。でも単純にすることにより、高尿酸血症があれば治療対象にできるので、医療にとっては非常に有益です。
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腰痛患者の傍脊柱筋の脂肪浸潤は運動で改善しないかもしれない
私はペインクリニックの外来で、高齢者にもできる限り休むな、と言っています。ちょっと痛い、ちょっと疲れた、ということはよくあります。無理をして悪化するほどでないのであれば、休むことは有害だと考えています。横になってばかりい
若い男性におけるメタボリックシンドロームと痛風発症リスクの関係
痛風って痛いのでしょうね。私はなったことがないので、どのくらい痛いかは想像でしかわかりません。でも、痛風って尿酸値ばかり関連性を取り上げられますが、尿酸値が高いからと言って痛風発作が必ず出るわけではありませんし、逆に痛風
冠動脈疾患のプラークの急速な進行はLDLコレステロールではなく高血糖および低HDLコレステロールと関連している
心臓の冠動脈のプラークが増加するのは、本当にLDLコレステロールによるものでしょうか?もしそうであれば、冠動脈疾患のプラークの進行も、LDLコレステロールに関係しているはずです。 今回の研究では、安定冠動脈疾患がわかって
日本人のインスリン分泌能は低いのか?
夏井先生のブログの今日(6月26日)の記事で、「「日本人」、じつはインスリンの分泌量が「白人の半分から4分の1」しかなかった…!・・・との記事(記事はここ)ですが。この元となる論文が見つかりません。」…どなたか御存知です
塩分制限は高血圧で食塩感受性の有無にかかわらずインスリン抵抗性を増加させる
塩分制限はあたかも健康的な食事だと考えられています。そして、心血管疾患予防には重要だと一般的には思われています。特に高血圧に対しては塩分制限を強く勧める医師もいるでしょう。 しかし、塩分過剰で血圧が上がるかどうかは人それ
閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がん
閉経後の女性は、特に乳がんリスクが上がると考えられます。もちろんがんのエサは糖質なので、糖質過剰摂取は非常に危険です。 今回の研究では、閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がんの関連について調べています。22,837人の閉経
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その2
人間は1日あたり最大300gのケトン体を生成することができると言われています。(ここ参照) しかし、「その1」でも書いたように、糖質制限でもあまりケトン体が上がらない場合もあります。その理由として、エネルギーとして消費さ
不眠も糖質過剰症候群
糖質制限の効果は様々なものがありますが、睡眠に対する効果もよく言われていますね。寝つきが良くなった、睡眠の質が良くなったなど。逆に不眠は、糖質過剰摂取による脳の炎症が要因になっていると思っています。よく不眠症だとメタボリ
1日3個の卵はコレステロールを変化させることなくコリンを増加させ、炎症やインスリン抵抗性を減少させる
コリンは神経伝達物質の合成、細胞膜シグナル伝達、脂質輸送などに必要な必須の栄養素です。卵は1個当たり約125mgのコリンを含んでいるので、重要な供給源です。卵はコレステロールが豊富なので、一部の人はまだ1日1個などと思っ