日本のADHD年間発生率は子どもで2.5倍以上、大人で20倍以上増加

日本でもADHDという診断が下される人が爆発的に増加しています。信州大学の調査によると、ADHDの年間発生率は、2010~2019年度の間に 0~6歳の子どもで 2.7 倍、7~19 歳で 2.5 倍、20 歳以上ではなんと 21.1 倍に増加したことが明らかになりました。(図は原文より)

今回の研究では、全国の診療データベースを用いて、日本におけるADHDの新規診断数を調査しました。(図は原文より)

上の図は左が0~6歳の子どもでと7~19 歳、右が大人の10,000人当たりの注意欠陥多動性障害 (ADHD) の年間発生率の推移です。

2010年から2019年の間に合計838,265人が新たにADHDと診断されました。0~6 歳で診断された121,278人のうち、23,292人 (19.2%) が女性で、97,986人 (80.8%) が男性でした。7~19歳で診断された381,753人のうち、91,891人 (24.1%) が女性で、289,862人 (76.0%) が男性でした。20歳以上で診断された335,234人のうち、160,239人 (47.8%) が女性で、174,995人 (52.2%) が男性でした。

2010年から2019年の間に0~6 歳の子供で2.7倍 (女性で2.9倍、男性で2.7倍)、7~19歳で2.5倍 (女性で3.7倍、男性で2.2倍) 、20歳以上の成人では21.1倍(女性で22.3倍、男性で20.0倍)に増加しました。

もちろん、これはADHDの診断、マニュアルが変わったことだけでなく、認知度が高くなったことが大きく影響しているでしょう。しかし、それだけでしょうか?

現代の医学ではADHDだけでなく、がん、特に若者のがんが増加したとか、LGBTQが増加した、その他様々な疾患が増加したと盛んに言っています。そして、その治療や支援のことばかりで、一向に原因の究明につながっていません。

最も重要な予防は、根本原因がわからなければ難しいでしょう。しかし、その候補はわかっているはずです。

その根本原因の候補はもちろんアレです。それについては次回以降で。

「Trends in Diagnosed Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder Among Children, Adolescents, and Adults in Japan From April 2010 to March 2020」

「2010年4月から2020年3月までの日本における小児、青年、成人の注意欠陥・多動性障害の診断傾向」(原文はここ

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