女性の性器の不正出血を認める人は少なくないでしょう。その原因は様々でしょうが、異常子宮出血は糖質過剰摂取と関連している可能性があります。
今回の研究では、18歳から54歳までの閉経前女性205人が対象で、116人が異常子宮出血で、89人が正常月経周期でした。異常子宮出血群の平均年齢は39歳、BMIは29.9でした。正常月経群は33歳、BMI24.8でした。
高インスリン血症は異常子宮出血群の44.0%、正常群の33.7%に認め、有意に異常子宮出血群で多くなっていました。
分析をすると、高インスリン血症が異常子宮出血の唯一の統計的に有意な予測因子であり、高インスリン血症は異常子宮出血の可能性を 3.009倍にしました。
特にBMIが大きく関連していることが示唆されました。
高インスリン血症は子宮内膜増殖症や子宮内膜がん(子宮体がん)のリスクを増加させるでしょう。異常出血が増えても不思議ではありません。
インスリン抵抗性を示す多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも異常子宮出血が認められます。
肥満、高インスリン血症、インスリン抵抗性は糖質過剰摂取で起こる、糖質過剰症候群です。異常子宮出血が認められたら、すぐに糖質制限ですね。
ただ、新型コロナワクチンは女性の月経に大きな影響を及ぼす可能性があります。(「新型コロナウイルスワクチンは若い女性の生理の変化を有意に増加させる その1」「その2 中高生も注意」参照)不正出血がワクチンによるものかもしれませんのでご注意を。
2025年6月8日放送の「そこまで言って委員会NP」の中で、あの尾身茂氏は早い段階から若者にはワクチン接種を推奨していなかった、というような主旨の発言をして、逃げようとしています。この人はずっと若者にもワクチン接種を強く勧めていました。それを聞いてワクチン接種をしてしまった若い女性も多いかもしれません。こんな方が国民を誤誘導していたんですね。
「The uterus is an end organ: a preliminary study of the association between abnormal uterine bleeding and hyperinsulinemia」
「子宮は末端臓器である:異常子宮出血と高インスリン血症の関連性に関する予備研究」(原文はここ)