精神疾患の人の多くは食事の誤りで起きています。精神科医も心療内科医もそれを指摘はしないでしょう。神経性食欲不振症(拒食症)は、謝った食事制限と著しい低体重を特徴とする重篤な精神疾患です。体重が回復した後も、体型への不満、摂食に対する強い恐怖、体型や体重への執着といった症状がしばしば持続し、再発リスクを高めます。
今回の研究では、軽度の低体重または体重が回復した神経性食欲不振症の22人を対象に、14週間にわたって実施する体重維持のためのケトン食を評価しました。そのうち18人(82%)が14週間すべてを完了し、2人は3週間後、2人は5週間後に研究から脱落しました。
摂食障害検査質問票(EDE-Q)のサブスケールである食事制限、食事へのこだわり、体型へのこだわり、体重へのこだわり、および抑うつスコアの推移はどうなったでしょうか?(図は原文より)
上の図は、青線は2週間後に脱落した人、赤線は5週間後に脱落した人、緑線は最後まで完了した人です。ケトン体は14週間完了した人では安定しています。2週で脱落した人はケトーシスに達することができていません。BMIもケトン食で変化はありません。
食事制限、食事へのこだわり、体型へのこだわり、体重へのこだわり、および抑うつスコアはどんどん低下しています。
上の図は個々のBMIの推移です。安定しています。そして、図のBはケトン食介入前、介入後、介入後 3 か月の完了者のデータです。青い線は、3 か月の評価までケトン食を継続している人です。14週完了者の39%が3か月後もケトン食を続けています。
上の図は個々のスコアの推移です。先ほどと同様に、図のBの青い線は3か月後も続けている人です。3か月後もケトン食を継続できている人は、ほとんどのスコアの低下を維持したり、さらなる低下を見ています。3か月後の評価では、ケトン食を継続した7人のうち2人(28%)でEDE-Qスコアが増加しましたが、継続しなかった7人(64%)でEDE-Qスコアが増加しました。介入終了時、72%がEDE-Qおよび抑うつスコアが正常範囲内でした。ケトン食、素晴らしいですね。
成功した人と失敗した人の違いは、自尊心の低さでした。失敗した人は自尊心が著しく低くなっていました。やっぱり幼少期が重要なのかもしれませんね。
いずれにしても、糖質過剰摂取は様々な弊害をもたらします。そして糖質制限は様々な恩恵をもたらします。
「Symptom impact and safety of ketogenic therapy in adults with anorexia nervosa: a feasibility trial」
「神経性食欲不振症の成人患者におけるケトン食療法の症状への影響と安全性:実現可能性試験」(原文はここ)



「バランスよく3食」推奨専門家にすれば、糖質制限も「誤った食事制限」かも
しれませんが、こればっかりは実感に従うしかないですね。