「その1」の続きです。 双極性障害は糖質過剰症候群だと考えています。今回は糖質過剰摂取で起こるインスリン抵抗性や糖尿病での脳の変化と双極性障害との関連を見てみましょう。 インスリン抵抗性は双極性障害患者の半数以上に認めら
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双極性障害は糖質過剰症候群 その1
双極性障害(以前は躁うつ病とも言われていました)は精神疾患の代表的な疾患の一つです。しかし、本当に精神疾患なのでしょうか?多くの精神疾患は多因子性であるとは思っていますが、大きな原因の一つは代謝障害であり、精神疾患という
妊娠前の肥満は危険 その3
「その1」「その2」の続きです。 周産期はうつ病になりやすい時期だと考えられています。この周産期のうつ病にも肥満が関係しています。 まずは、かなりの肥満の女性を対象とした研究です。(ここ参照)18歳から35歳までの、クラ
プロトンポンプ阻害薬(PPI)と抗うつ薬のSSRIで歯科インプラントの失敗リスクが増加する
変形性関節症で手術により人工関節を埋め込むのと同様に、歯を失った場合に歯科インプラントを入れることになる人も多くなっているでしょう。 コントロールされていない全身疾患があれば、なかなか難しいかもしれませんが、普通に薬を飲
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その11 うつ病、不安、自殺行動のリスク
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズも「その11」になりました。「その2」や「GLP-1受容体作動薬の自殺念慮のリスク」でも書いたように、GLP-1受容体作動薬は自殺リスクと関連がある可能性があります。 今回の研究は、
喘息などの薬のモンテルカスト(シングレアおよびキプレス)の危険な副作用
多くの親は、子供が何らかの病気になったときに、心配で不安になり、専門家である医師を信じ、頼ろうとするでしょう。そして、その医師が出した薬がまさかひどい副作用を起こすなんて、ほとんど考えないでしょう。選択的ロイコトリエン受
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は子供のうつや不安を増加させる
以前の記事「不安やうつ病と胃食道逆流症(逆流性食道炎)との関連性」で書いたように、不安やうつ病と胃食道逆流症には関連性がありますが、胃食道逆流症があるからといって、PPI(プロトンポンプ阻害薬)を使用すると、余計にうつや
若者のファストフード摂取とうつ病および不安症状との関連性
アメリカ大統領選挙、トランプさん大勝利。日本のマスコミは選挙前、大接戦とか言っていましたが、私はそんなはずはなく、トランプさんの圧勝だと思っていました。でも何が起きるかわからないアメリカ大統領選挙。トランプさんが勝利して
一部の高血圧の薬と自殺
いくつかの薬には自殺のリスクがあると言われています。人間本来のメカニズムの一部だけを薬で無理やりに活性化したり、ブロックしたりするのですから、何が起きても不思議ではありません。 今回の研究では、血圧の薬で最も使われている
不安やうつ病と胃食道逆流症(逆流性食道炎)との関連性
多くの研究が、精神症状、特に不安やうつ病と胃食道逆流症(逆流性食道炎)との関連性を示しています。しかし、逆流するから不安やうつになるのでしょうか?逆に不安やうつだから逆流するのでしょうか?恐らく、胃食道逆流と不安やうつの