メタボリックシンドロームは脳の老化促進と関連している

認知症は糖質過剰症候群です。メタボリックシンドロームも糖質過剰症候群です。だから、メタボの人が認知症リスクが高いのは当然です。

今回の研究では、40歳から70歳までのイギリスのバイオバンク参加者27,375人を対象に、メタボリックシンドロームおよびその構成要素の有無が、脳の老化にどのように関連しているかを分析してます。メタボリックシンドロームは、中心性肥満、高血圧、低HDLコレステロール、高中性脂肪、高血糖の5つの構成要素のうち少なくとも3つを有するものと定義されました。脳年齢は、脳のMRIから得られた1079の表現型に基づく機械学習モデルを使用して推定され、脳年齢ギャップ(BAG、すなわち脳年齢から実年齢を引いた値)の計算に使用されました。(図は原文より)

上の図は、メタボの構成要素、つまり腹囲、収縮期血圧と拡張期血圧、HbA1c、中性脂肪、 HDLコレステロールと脳年齢ギャップ(BAG)の関係を示しています。一目瞭然、腹囲、収縮期血圧と拡張期血圧、HbA1c、中性脂肪は高くなるほどBAGが増加、つまり脳が老化しています。HDLコレステロールは60mg/dLを下回るくらいから、脳が老化しています。最も強い関連性は高血糖と高血圧でした。

メタボを有する参加者では脳年齢が平均して実年齢より1.26歳高く、さらに、メタボの構成要素の数が多いほどBAGが高くなり、5つの構成要素すべてを有する参加者ではBAGが最大2.30歳上昇しました。

上の図は、メタボリックシンドロームの構成要素と脳年齢ギャップ(BAG)との関連性です。塗りつぶされた灰色の点は、各メタボリックシンドローム構成要素(中心性肥満、高血圧、高血糖、高中性脂肪、低HDLコレステロール)の存在を示し、各メタボリックシンドローム構成要素について、パネルには推定BAG(年)、脳年齢ギャップとの関連性を示すβ係数と95%信頼区間、およびこのプロファイルを持つ参加者の数が表示されます。

5つのMetS構成要素のあらゆる組み合わせを検討した結果、BAGと最も強く関連する組み合わせには、高血糖、高血圧、低HDLコレステロールが含まれる傾向があることがわかりました。

糖質過剰摂取では、脳のインスリン抵抗性が増加し、脳のエネルギーが減少します。老化するのも当たり前です。

「脳のエネルギー源は糖質のみ」と言っている人がいまだにいますが、それに騙されることなく、糖質制限で脳を若く保ちましょう。

「Metabolic syndrome is associated with accelerated brain aging」

「メタボリックシンドロームは脳の老化促進と関連している」(原文はここ

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