「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」を上梓します

7月31日より書店で、8月2日よりアマゾンで、いよいよ待望の本が出ます!

題して「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」(廣済堂健康人新書) です。

ただ、決して運動をする方のための本ではありません。

夏になると盛んに「水分補給」についてマスコミなどで騒がれます。脱水予防にはこまめに水分補給が大事です、と言われますが、その時スポーツドリンクを勧める方がいらっしゃいます。しかし、実際にはスポーツドリンクは必要ありません。むしろ害になります。

運動時は非常に発汗量が増え、かなりの水分補給が必要になる場合がありますが、その場合もスポーツドリンクは本当に必要でしょうか?実際にはスポーツドリンクは必要ありません。むしろ故障の原因の一つとさえ考えられるのです。

小さな子供ではすでにスポーツドリンクの飲み過ぎで死亡例も出ています。

スポーツドリンクメーカー主導で、広告の効果が非常に大きく、みんなが「運動時の水分補給=スポーツドリンク」「脱水予防=スポーツドリンク」と完全に信じ込まされてしまいました。

実は私も以前はランニングのとき、ガブガブスポーツドリンクを飲んでいました。しかし、それを止めてパフォーマンスが劇的に良くなりました。

また、日本の栄養学の問題も取り上げています。3大栄養素のウソや、カロリーのウソ、様々な栄養学のウソを明らかにします。

スポーツをする方はどんな食事を摂るとパフォーマンスが上がるのか?スポーツをしない人も人間としてのパフォーマンスを大幅に向上させる食事法は何なのか?どうして、普通に食事をしているだけで太ってしまうのか?どうしたら痩せるのか?すべてがこの本で明らかになります。しかも、単なる痩せるためのいわゆる「ダイエット法」ではありません。健康を手に入れるための食事法です。

痩せるだけではもったいない!

あなたは広告に踊らされていませんか?人間の本来の栄養を考え、本来の食事を取り戻しましょう。

今回の本の題名はスポーツドリンクを飲んではいけない、という挑戦的な題名です。今の世の中で、このような挑戦的な題名を付けることは非常に難しいことはわかっていただけると思います。どこの飲料メーカーもスポーツドリンクを発売しているのですから。しかし、敢えて「不都合な真実」を書きました。そうしないとどんどん病気の方が増えてしまうからです。遅くとも40代のうちに食生活を変えるべきです。病気になる前に予防することが最も重要な医師としての役割です。現代医療は治療に偏り過ぎていて、予防がおろそかになってしまっています。

そんなこと言う私もお恥ずかしい話ですが、表紙の帯の写真を見ていただければわかるように、中年のメタボなドクターでした。自分の予防もできていなかったのです。情けない…。みなさん自分は大丈夫と思ってしまうのです。しかし、私も肥満になり、しばらくすると異常が出てきました。そして、目覚めたのです。お恥ずかしいお話を本の中で赤裸々に書いています。メタボになって、そして検査で異常が出て、そして瘦せて、そしてランナーになり、そして食事によりどんどんパフォーマンスが上がったのです。

できる限り、難しい表現は少なくし、一般の方でもわかりやすく書いたつもりではいますが、それは読んだみなさんが決めることなので、ちょっと心配です。

この本がみなさんのお役に立てれば幸いです。