炭水化物(糖質)は非常に消化に悪い!

ウルトラマラソンにも糖質は不要だった!?」でも書きましたが、フルマラソンやウルトラマラソンのときに多くの人がカーボローディングというのを行います。私も以前は行っていました。しかし、ごはんなどはちっとも消化に良くなく、逆にそれを消化するために胃酸が長時間出続けているために、レース中やレース後の胃腸障害、胸やけ、嘔吐などを起こしていると考えられます。

普段、糖質制限はしているのですが、全てお付き合いも関係なく行っているわけではありません。糖尿病ではないので治療という意味で糖質制限はしていないので、状況や楽しみの範囲では糖質を口にすることもいっぱいあります。そして先日、久しぶりにそばを食べることになりました。その後、30分以上して練習で走り始めました。走り始めてしばらくすると、お腹に不快感が現れ、そのうちに胸やけが始まりました。「そば」が原因と感じました。これが久しぶりだったからなのか、食後30分だったからなのか理由ははっきりしません。しかし、普段糖質制限食で食後30分で走ることは、私にとって珍しいことではなく、食後の時間の問題だったとは思いません。

炭水化物は消化に良いと思われています。私もそう思っていました。逆に肉は消化に悪いと思っていました。しかし、糖質制限を勉強し、実践していくうちに全く考えが変わりました。まずは、下のリンクのページを見てください。夏井先生は糖質制限の本も書いていますし、それ以外でも有名なのでご存知の方も多いと思います。町田先生は内視鏡専門のクリニックで糖質制限も実践されています。

夏井睦先生のホームページ」の左側にあるメニューの糖質制限の中にある、「緊急内視鏡で見えるのは炭水化物だけ」をクリックしていただき、その一番下の証拠写真をクリックすると、胃の内視鏡の写真が見れます。

沖縄県のまちだクリニックさんのホームページ」の2015年6月13日の胃の内視鏡画像と2015年6月29日の胃の内視鏡、大腸の内視鏡の画像を見てください。

夏井先生の写真では一つは食後5時間後で食べたものは寿司ですが、見事にお米だけが残っています。魚は跡形もありません。もう一つはなんと食後17時間後なんですが、お米がいっぱい残っています。

町田先生の6月13日の胃の画像は、食後15時間後です。お米がはっきり残っています。29日の画像は食後12時間後で胃ではゴーヤが完全にその形のまま残っています(ゴーヤが残っているなんて、如何にも沖縄らしいですね)が、衝撃的なのは大腸の画像です。沖縄そばがそのままの形で大腸に存在しています。お米よりも麺類や、おかゆなどはスルッとのどを通るために、あまり噛まずに飲み込んでしまうために消化に悪いんでしょう。

これらに写真を見れば、炭水化物が消化に良いなんて真っ赤なウソです。炭水化物は消化に良いなんて言われながら、「腹持ちがいい」なんていうことも言われています。それは、消化に非常に悪いことを意味しています。

体調が悪い時におかゆなんて食べている人がいると思いますが、おかゆは本当にお腹にやさしい食べ物なんでしょうか?私はチキンスープをお勧めします。

もう一つ、お米が消化に悪いという証拠を示します。

「日経メディカル」の記事で「胃内視鏡検査前の禁食、米飯だと10時間必要、パンなら6時間」というものです。評価の仕方がはっきりしませんが、お米を食べると、食後6時間経っても28%以上の人ではかなりお米が胃に残っていると考えられます。ここに書いてある平均的というのがよくわからないのですが、少しは残っていると考えると、お米を食べて食後6時間で胃の中が空っぽになるのは半数程度の人にとどまるということです。

これまで、一般に正しいと言われていたことが実際には間違っていることがどんどん明らかになっています。医療の世界でも同様です。どなたか、実際の肉や魚の消化の時間がわかる方は教えてください。胃の内視鏡の画像を持っている方はお知らせいただくとうれしいです。

逆流性食道炎が糖質制限で改善することがよく認められると言われます。炭水化物の胃の中の停滞時間の長さが関係しているように考えます。炭水化物が胃の中にとどまり、その間胃酸が出続けて、逆流性食道炎を起こすんだと思います。この逆流性食道炎の治療に、胃酸の分泌を抑えるような薬を投与しますが、本当にこのような治療でいいのでしょうか?胃酸は消化に必要だから分泌されています。しかし、必要以上に分泌されるから問題なんではないでしょうか?糖質制限は胃酸過剰分泌を防げるんだと私は思っています。薬ばかりに頼ってしまうと、薬だけでお腹がいっぱいになるような生活になりますよ!

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コメント

  1. NAOJI より:

    初めまして。
    私も北海道在住ローカーボのrunnner&racewalkerです。

    こちらのサイトを知って最初から興味深く読ませていただきました。

    低血糖症であることが発覚し2012年から昨年までカーボローディング無しから始まって、スタート前糖質摂らずでも何度かフルマラソンを走りました。

    糖質を摂らなくても20~30キロぐらいで補給が必要に感じエナジージェルなどを補給すると復活するのは血糖値が下がって来るからなのかなと思っていました。脳がだますという考えもあるのですね。それだと長年の疑問が解決出来そうです。

    今後も更新期待してます。

  2. ムームー より:

    はじめまして
    まだしっかりとすべての記事を拝読できておりませんが、こちらの記事に対して
    疑問を持ちましたのでコメントいたしました。

    炭水化物が消化が悪いということですが、それでも炭水化物を摂取した1,2時間後の
    血糖値が大幅にあがるのはなぜなのでしょうか?(自身もかなり血糖値があがります)
    炭水化物が少し消化しただけでも大幅に血糖値が上がり、消化速度に対してインスリンの効きが上回るから血糖値が下がっていくのでしょうか?
    医学の知識も、栄養学の知識も全くない一般人の疑問です。

    • Dr.Shimizu より:

      ムームーさん、コメントありがとうございます。

      このご質問に対しては十分な答えがまだ見つかっていません。
      ただ、現象として、タンパク質は消化されているのに炭水化物だけが胃に残っていることが内視鏡で確かめられていること、
      タンパク質摂取後4時間ほどでインスリン分泌がベースラインに戻ること、私自身の実験で大量の脂質を摂っても血液に乳び(大量の脂肪分で血液が白濁すること)が
      1時後にしか認められず、それ以降は認められないことなどにより、
      これまで言われている炭水化物は消化が良く、タンパク質や脂質は消化吸収に長時間かかるというのは間違いだと思っています。
      十分に疑問に答えられず、申し訳ありません。

      • ムームー より:

        ご返信ありがとうございます。
        私もどう考えてもわからないので、とても悩んでしまっています。
        血糖値が上がるのも、胃の中に炭水化物だけ残っているのも事実ですよね。
        炭水化物の一部が唾液中のアミラーゼによって多少分解され、吸収されやすい
        状態になったものが血糖値をすぐ上げているくらいしか思い当たりません。

        この点についてはぜひ解明していただきたいです。

        誠実にご回答いただき感謝いたします。

  3. 西村典彦 より:

    私は以前逆流性食道炎でしたが、糖質制限で完全に解消しました。逆流性食道炎の原因ははっきりしていないようですが、消化されているのなら逆流しないと思います。汚い話で申し訳ないですが、飲み過ぎた時などの嘔吐物もほとんど炭水化物のように思います。
    また、私はうどんを食べると食後血糖値のピークが2回あり1回目は1.5〜2時間後、その後、下がり始めますが、再び上昇し本当のピークは4〜5時間後になります。 ベースにもよりますが、血糖値は230オーバーまで上がります。
    肉やオイルではこのような事はありません。
    これらの事実より炭水化物は消化が悪いと実感しています。
    根拠に乏しいですが、経験上、一番悪いのは炭水化物と脂質の同時摂取ではないでしょうか。

    • Dr.Shimizu より:

      西村典彦さん、コメントありがとうございます。

      うどんでピークが2回あるというのは再現性があるのであれば面白いですね。
      仰る通り、糖質+脂質の同時摂取が最悪だと思います。

  4. 西村 典彦 より:

    参考までに、ざるうどんと穴子の天ぷら(糖質70gくらい?)を食べた時の血糖値の変化を投稿させていただきます。

    自宅から車で5分ほどのセルフサービスのうどん屋さんの同じメニューで時々、定点観測しています。休日の昼食と言う条件も同じです。
    食後すぐに自宅に戻り、読書やテレビを見て過ごしていますから、運動などの影響はないと思います。
    ピークが2回あり、2回目が本当ピークです。それにしても4~5時間も上がり続けています。ベースに戻るのは6時間以上たってからです。経年変化で耐糖能が悪くなっているように見えるのも気になります。
    他にも似たようなデータはありますが、条件が全く同じ2回分を抜粋してみました。
    下記の測定データははSMBGです。
    初めてこの現象に気づいたのはリブレのデータを確認した時でした。初めて計測してみたときは2時間で下がり始めていたのですっかり騙されました。

      18/11/04 19/07/27
    食前 104 106
    30分 103 150
    60分 187* 161
    90分 169 178*
    120分 213 155
    150分 217* –
    3時間 199 236
    4時間 188 238*
    5時間 149 165
    *)ピーク

    • Dr.Shimizu より:

      西村 典彦さん、貴重な情報ありがとうございます。

      ただ、このデータはうどん+穴子てんぷらのデータなので、2峰性となってもうどんによるものとは言えません。
      うどんだけのデータを取り、穴子てんぷらだけのデータを取って比較すると面白いかもしれません。