以前の記事「空腹時血糖のわずかな違い 糖尿病への軌跡」で書いたように、糖尿病の発症のかなり前からわずかな変化が表れています。この記事の研究は海外のデータでした。 では日本人ではどのようになっているのでしょうか?(図は原
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アメリカとヨーロッパの糖尿病学会は糖質制限を正式に食事療法の一つと認定! 日本糖尿病学会は遅れている!
すでにアメリカの糖尿病学会は2008年から方向転換をはじめ、糖質制限を少しずつ認め、2013年から正式に低炭水化物食を認めています。今回「2型糖尿病における高血糖の管理2018 米国糖尿病学会(ADA)および欧州糖尿病学
食事を変えれば糖尿病を逆転できる
2型糖尿病が一生付き合っていかなければならない病気だと思っているのなら、その神話はウソです。そう思い込まされているだけです。あなたが2型糖尿病となって治療しているにもかかわらず改善しないのであれば、それは治療法と食事法が
筋肉内の脂肪の量とインスリン抵抗性
最近では筋肉内の過剰な脂肪の蓄積は、肥満や2型糖尿病のインスリン抵抗性に関連していると考えられています。痩せた人や糖尿病の無い人と比較すると、肥満や2型糖尿病の人では筋肉内の脂肪の量が増加しています。 インスリン抵抗性で
2型糖尿病でメトホルミンをSU(スルホニルウレア)薬に変更すると心血管疾患および低血糖イベントのリスクが増加するかもしれない
2型糖尿病の薬として、アメリカでは第1選択薬はメトホルミンとなっており、第2選択薬として、SU(スルホニルウレア)薬などがあります。SU薬としてはオイグルコン、ダオニール、アマリールなどがあります。SU薬はすい臓からのイ
糖質制限は腎機能に有益?有害?
糖質制限をすると、タンパク質の摂取量が増加します。タンパク質の増加は腎機能に悪影響を及ぼすのではないかと心配する人もいます。 厚労省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、次のように書かれています。 3─1.耐容
糖尿病薬のSGLT2阻害剤による悲惨な副作用
米食品医薬品局(FDA)は8月29日、糖尿病薬であるSGLT2阻害薬のまれではありますが重篤な性器感染症について警告を出しました。(警告文はここ) 非常に悲惨な副作用で壊疽性筋膜炎(フルニエ壊疽)と言います。死亡率は約1
糖尿病とグリコカリックス
糖尿病は血管合併症のリスクが非常に高くなります。網膜症や腎症などの微小血管合併症、大血管合併症は糖尿病患者における死亡率に大きく関与しています。血管障害の早期の徴候は、血管透過性の増加であり、これは最終的には後に微量アル