40歳未満で2型糖尿病と診断された人は、心血管疾患、死亡の過剰なリスクに直面している

以前の記事「2型糖尿病も早期に診断されるほど死亡率が高くなる?」でも書いたように、糖尿病は早期診断早期治療で死亡率が低下するのではなく、通常の治療の場合、やはり早期に診断されると死亡率が高くなります。

それは以前の記事「糖尿病の薬を飲んでも、ほとんど死亡率は低下しないかもしれない」に書いたように、その原因のひとつは、糖尿病の薬の効果が非常に微妙だからだと思われます。見た目の数値を整えるのが治療ではありません。

今回の研究は、2型糖尿病診断時の年齢と脂肪のリスクを比較しています。(図は原文より)

上の図は左上から右へと順に、死亡率、心血管疾患死亡率、非心血管疾患死亡率、心血管疾患、左下から右へ順に、冠動脈疾患、急性心筋梗塞、脳卒中、心不全です。縦軸の数字は年齢です。

そうすると、死亡率は60~80歳ぐらいを境に、それより若いとリスクが高くなり、それより高齢では逆にリスクが低くなります。つまり、高齢になってから糖尿病と診断されても死亡率が低下する可能性があるくらいです。だから、80歳を超えたら、新たな糖尿病の診断をする意味すらないのかもしれません。

40歳以下で2型糖尿病と診断された人では、対照と比較して死亡リスクが2.05、心血管疾患死亡率は2.72、非心血管疾患死亡は1.95(1.68〜2.25)、心血管疾患は3.52、冠動脈疾患は4.33、急性心筋梗塞は3.41、脳卒中は3.58、心不全は4.77、とどれも大幅にリスクが高くなっています。

上の図は以前に心血管疾患を起こしていない人の2型糖尿病と診断された年齢による、生存年数の期待値の平均です。赤がコントロールで、水色が糖尿病です。70歳以上ではコントロールと違いはありません。しかし、40歳以下では7~8年寿命が縮まることになるようです。

私は薬でコントロールしようとするから、このような結果になるのだと思います。食事の糖質量を減らさないで薬を飲んでいれば、HbA1cは多少減少しますが、食後高血糖を起こしているでしょう。食事の度に血糖値スパイクを起こすので、血管はどんどんダメージを負います。

糖質制限をすれば、きっと糖尿病のない人と同じように生きられると確信しています。

「Age at Diagnosis of Type 2 Diabetes Mellitus and Associations With Cardiovascular and Mortality Risks Findings From the Swedish National Diabetes Registry.」

「2型糖尿病の診断時年齢および心血管系および死亡リスクとの関連性 スウェーデン国立糖尿病登録からの所見」(原文はここ

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