糖質はがんのエサです。かなりの糖質を削減した食事であるケトン食はがんの栄養療法として非常に有用である可能性があります。(「乳がんに対するケトン食の効果」参照) 今回の研究は大阪大学を中心としたグループのものです。ケトン食
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肥満の人の脳のインスリン抵抗性
肥満の人では、様々な臓器がインスリン抵抗性になっていると考えられます。恐らく脳のインスリン抵抗性も高くなっているために、食物摂取の調節が上手くいっていない可能性も高いと思います。 視床下部には摂食行動を促進する摂食中枢と
朝食時の週12個の卵はLDLコレステロールを増加させず、収縮期血圧の低下に関連
卵は本当にコレステロール値を増加させて、心血管疾患のリスクとなるのでしょうか?最近の、6大陸、50カ国にまたがる約17万7000人を対象とした3つの調査を統合的に分析した研究でも、卵の摂取量と心血管疾患の発症率や死亡率に
2型糖尿病に対する糖質制限の効果
2型糖尿病で糖質制限の効果は非常に速やかに現れます。体重減少や血糖値の安定化、薬の減量など通常の治療では起こりえないことがどんどん起こります。 今回の研究では3か月間糖質制限を行った糖尿病の人の変化を通常の治療の人と比較
塩分に感受性のある高血圧はインスリン抵抗性によるものであるかもしれない
塩分の摂り過ぎと高血圧は密接に関係していると一般的には考えられています。そのため塩分を控えめにすることは高血圧治療、予防、健康の基本だと思っている人もいると思います。しかし、高血圧の人の中には、塩分の摂り過ぎで血圧が上が
糖尿病での塩分制限は血栓をもたらすかもしれない
糖尿病では動脈硬化が合併してることが多く、塩分制限を推奨されているかもしれません。しかし、塩分制限は本当に有益でしょうか?以前の記事「糖尿病での塩分制限は心血管疾患による死亡率を高くするかもしれない」で書いたように、糖尿
糖質制限は見た目も若くするかもしれない
糖質制限をするようになり、体が若返ったように感じています。30代の糖質過剰摂取時代よりも50代の糖質制限時代の方が元気で健康に感じています。実際の年齢とは異なり、自分が何歳に感じるか?とか、他の人から何歳に見えているのか
新型コロナウイルスと脂肪肝
新型コロナウイルスの重症化には糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、高血糖などと関連が認められています。つまり、ほとんど糖質過剰症候群によって重症化しているとも思われます。 糖質過剰症候群の一つの代表的な疾患である、非アルコ
新型コロナウイルスでは高血糖があると数倍死亡率が高い その4 糖尿病の診断よりも高血糖の方が危険
新型コロナウイルスについて「新型コロナウイルスでは高血糖があると数倍死亡率が高い その1」「その2」「その3」と、高血糖は非常に危険な状態をもたらす可能性を書いてきました。 今回の研究では、新型コロナウイルス感染での高血
高血圧におけるHDLコレステロールとグリコカリックス
以前の記事「糖尿病とグリコカリックス」でも書いたように、グリコカリックスは血管のバリア機能としての働きがあり、高血糖にさらされるとそのバリアが薄くなり、バリア機能が低下してしまい、血管の問題が起きてくるのではと考えられま