夜中3時過ぎ、突然の大きな揺れを感じました。これまでの私の人生の中で最も大きな揺れに感じました。その後すぐにスマホの緊急速報で「強い揺れに備えてください」とのメッセージ。スマホの緊急速報の方が後でした。 すぐに飛び起きた
カテゴリー: 糖質制限
糖尿病とグリコカリックス
糖尿病は血管合併症のリスクが非常に高くなります。網膜症や腎症などの微小血管合併症、大血管合併症は糖尿病患者における死亡率に大きく関与しています。血管障害の早期の徴候は、血管透過性の増加であり、これは最終的には後に微量アル
高血糖は血管内皮細胞の機能不全を起こし、血管の拡張を妨げる
血流が増大すると血管拡張物質である一酸化窒素(NO)が血管内皮より放出され、血管は拡張します。FMD(血流依存性血管拡張反応)検査ではどれくらい血管が拡張したかを計測します。血管内皮機能が低下しているとNOの産生が少なく
母親の高血糖は、胎児を高インスリン血症にさらす
前回の記事「高血糖は、妊娠中の胎盤での脂肪酸酸化を減少させ、胎盤の中性脂肪の蓄積を増加させる」では、母体の高血糖が脂肪酸の酸化を減少させることを書きました。脂肪酸の酸化が減少するということは、脂肪酸をエネルギーとして利用
糖質制限反対論を見たときに気をつけること
先日の記事「糖質を制限すると寿命が縮まる? 冗談のような研究」で、あまりにも質の悪い研究が一流の医学雑誌に載り、それをもとに様々なネットサイトで話題になっていました。その中身は先日の記事で書いた通り、非常に信用性が低い研
糖質を制限すると寿命が縮まる? 冗談のような研究
一流の医学雑誌と言われている「Lancet」に最近掲載された研究は、世界中の糖質制限推進派に一斉にブーイングを浴びせられています。ほとんどジョークのような研究に見えます。 この研究の主旨は「炭水化物(糖質)をエネルギーの
高血糖は妊娠中の胎盤での脂肪酸酸化を減少させ、胎盤の中性脂肪の蓄積を増加させる
妊娠糖尿病などでは高血糖を来し、巨大児など胎児に悪影響があると考えられます。高血糖が胎盤にどのようなエネルギー代謝の変化を起こすのでしょうか? この研究では帝王切開時に得られた胎盤を分析しました。(図は原文より) &nb
1型糖尿病は早く診断されるほど人生が短くなる?
最近ランセットという有名な医学雑誌に1型糖尿病に関する研究が発表されました。その主旨は「1型糖尿病の若年時の診断は、青年になってからの診断と比較して平均余命が短くなる」というものです。 27,195人の1型糖尿病の人と、
アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その3 肥満はアテローム性動脈硬化症を促進させる
アテローム性動脈硬化症は決して中高年の病気ではありません。小さなころから少しずつ進行して、それが成人になり、多くの人は中高年で症状が現れるだけです。(「アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その1」、「その
食事のガイドラインは全く役に立たない!
それぞれの国が推奨する食事のガイドラインがありますが、どの国もガイドラインも科学的根拠は全くと言っていいほどありません。日本で推奨されている食事についても同様です。逆にそのガイドライン通りに食事をしていては不健康にさえな