多くの人は「あーお腹減った!」と思い、食事をしていることが多いかもしれません。そして、この空腹感は、エネルギーを必要としているという合図とか、胃の中が空っぽになった合図だと思っているかもしれません。 この空腹感、食事を摂
カテゴリー: 糖質制限
脂肪肝はただの肥満の症状ではない
患者さんに「脂肪肝ですね」というと、苦笑いというか、恥ずかしい表情というか、結構深刻さが感じられないことが多いのは、医師としては私だけではないと思います。みなさんの中にも脂肪肝と聞いても、「ただの肥満で肝臓にも脂肪が付い
マウスもケトジェニックダイエット
有名な医学雑誌「CELL」に、マウスを使って研究で、「マウスにケトン体を生成する食事を与えたところ、老化したマウスの記憶を有意に改善し、最大寿命は変わらなかったが、1歳から2歳までの年齢で死亡するリスクが低かった。」とい
フリースタイルリブレを使った人体実験 その19 恐怖のファストフード 機能性低血糖発生!
以前の記事「フリースタイルリブレを使った人体実験その15 ファストフード」で「フレッシュネスバーガークラシックバーガー低糖質バンズ使用」だけが異常な値を示していたので、もしかしたら間違いなのかと思い、今回もう一度チャレン
アメリカの肥満率は悲惨な状況ではあるが、やや横ばいになってきている
最新のCDCのデータによると、アメリカの成人の肥満率は5州で35%、25州で30%、46州で25%を超えています。そして、すべての州で20%を超えています。 最も高いのはウェストバージニア州で、成人肥満率が37.7%、最
フリースタイルリブレを使った人体実験 その18 北海道マラソン2017
今回の北海道マラソンでもフリースタイルリブレを装着して走りました。結果が思わしくないので、大したデータが取れなかったとも思いましたが、レース後の体の変化は捉えることができました。 まずは、1日のグルコース値(血糖値)やケ
本を読んでいただいた方からうれしい報告
先週の日曜日に「北海道マラソン」が行われました。その際に私の拙著 「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」 (廣済堂健康人新書) を読んでいただき、実践した方からうれしい報告を頂きました。このようなお話を聞ける
糖質過剰摂取は当然ビタミンB1不足を招く
現代の人はビタミンB1不足が多いと言われていますが、それは糖質を過剰摂取していれば当然の結果だと言えます。ビタミンB1(チアミン)はグルコース代謝において重要な補因子ですので、糖質ばかり摂って、糖質をエネルギーにしている
簡単に言えば、脂肪は「善」、糖質(炭水化物)は「悪」
Lancetに掲載された今回の研究は、私たち糖質制限をしている人間にとっては当たり前の結果ですが、それがはっきりと示されました。18の低所得、中所得および高所得国からの135,000人以上の人々を追跡した、PURE(Pr
乳がんで糖質制限をした方が良い理由
前回の記事で「太っているかどうかは関係ない インスリンが多いとがんで死ぬリスクが高い」ということを書きました。この記事ではがん全体でのリスクについてだったのですが、個々のがんではどうでしょうか? がんと肥満には関連が認め