鉄やフェリチンが多すぎるのであれば献血してがんのリスクを下げよう

鉄が健康的だと思っている人は、まだいるのでしょうか?鉄欠乏は健康に良くありませんが、過剰は非常に有害です。フェリチンは100を超えるようだと、恐らく問題が起きる可能性は高くなるでしょう。

今回の研究では、献血と悪性および良性腫瘍による入院リスクとの関係を分析しています。合計1,625,599人の献血者(男性968,823人を含む)が募集され、マッチングされた非献血者グループと比較されました。(図は原文より)

上の図は、献血者と非献血者における悪性腫瘍のリスクの比較です。上が男性、下が女性です。男性献血者と非献血者の間で、悪性腫瘍の入院有病率に有意差が認められ、献血者は 0.82倍でした。男性献血者の悪性腫瘍の総有病率は0.21%であったのに対し、非献血者では0.28%でした。女性献血者(0.31%)と非献血者(0.40%)の間でも、悪性腫瘍の総入院有病率に有意差が認められました。

男性における悪性腫瘍のリスクは、非献血者と比較して、献血者では肺がんが0.74倍、肝臓がん0.42倍、食道がん0.55倍、前立腺がん0.44倍、リンパ腫0.75倍でした。非献血者よりもリスクが高かったのは、献血者における脳腫瘍のみで1.19倍でした。女性献血者に関しては、食道がん0.73倍、肝臓がん0.57倍でした。

献血者と非献血者における悪性腫瘍の相対リスクは、性別によって年齢とともに低下し、46~55歳および55歳以上の男性献血者の悪性腫瘍リスクは、非献血者よりも有意に低く、それぞれ0.79倍、0.62倍でした。55歳以上の女性献血者の悪性腫瘍リスクも非献血者よりも有意に低く、0.57倍でした。

上の図は、献血者と非献血者における良性腫瘍のリスクの比較です。男性の場合、血管腫、リンパ管腫、その他の皮膚の良性腫瘍のリスクは、非献血者よりも有意に低くなりました。女性の場合、良性腫瘍の総発生率は、非献血者と比較して献血者で有意に低くなり0.65倍でした。

55歳以上の男性献血者における良性腫瘍による入院リスクは、非献血者と比較して有意に低く0.69倍でした。46~55歳および55歳以上の女性献血者における良性腫瘍による入院リスクも、非献血者と比較して有意に低く、それぞれ0.78倍、0.52 倍でした。

鉄が多いと、活性酸素が増加します。特に男性と閉経後の女性は、鉄を排除するメカニズムも持っていません。無理やりサプリで体に入れると、様々な問題が起きてくる可能性があるでしょう。鉄は肉を食べて、自然の摂取すべきです。

フェリチンが25程度を超えているのであれば、無理に摂取しない方が良いでしょう。

「Association between Blood Donation and Malignant and Benign Tumour Risk: A Population-Based Study of 3.4 Million Participants in China」

「献血と悪性腫瘍および良性腫瘍リスクとの関連性:中国における340万人の参加者を対象とした集団ベースの研究」(原文はここ

One thought on “鉄やフェリチンが多すぎるのであれば献血してがんのリスクを下げよう

  1. 東洋医学で、瀉血療法がありますが、
    あながちエビデンスが無いわけでは
    ないのでしょうかね、

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