脂肪の摂取量を少なくすればするほど、コレステロール値が高くなるとしたら?一体血液検査は何を見ているのだろう?

Daveというソフトウェアエンジニアの方のサイトで面白いものを見つけました。(実際のサイトはここ)彼は自分が糖尿病の予備軍となり、糖質制限で痩せますが、コレステロール値が高くなってしまいました。(脂質も制限したのかもしれません)

そこで、コレステロールのホメオスタシスを学び、自分で実験をしました。そこでわかったことは、非常に重要なパターンでした。LDLコレステロール値を見ると、全脂肪摂取量と密接な相関がみられたのです。 従来の考えであれば、血中のコレステロールが高いのは高脂肪(特に飽和脂肪)の食事の摂取と関係があるということです。 しかし、今回得られたパターンは正の相関関係ではなく、負の相関です。 しかもその食事の脂肪量との関係は、数か月という単位ではなく、3日間の平均値と関係しているのです。

そのグラフを見てください。(画像は全てDaveのサイト Cholesterol Code Reverse Engineering the Mysteryより)

(クリックで拡大)

このグラフで3日間の平均脂肪摂取量の方を逆さまにしてみます。すると・・・

(クリックで拡大)

見事に一致します。

別の日のデータで、総コレステロール、中性脂肪やHDLコレステロールとのグラフを見てみると

(HDLコレステロールのグラフは3日間の平均脂肪摂取量のグラフを逆さまにしていません。正の相関ですから)

ものの見事にグラフが一致します。驚くほどです。

そうすると推測として考えられるのは、3日程度の摂取脂肪量を人間の体が認識して、肝臓でのコレステロールの合成量を調整しているのかもしれません。脂肪摂取量が多ければ肝臓の合成量を減らし、脂肪摂取量が少なければ脂肪の合成量を増やすのです。だとすると、普段からコレステロール値を気にして脂肪摂取量を控えていればいるほど、血液データではコレステロール値が悪くなってしまう可能性があります。医者からコレステロールを控えるように言われて忠実に守ってしまうと、次回の検査でさらにコレステロール値が悪化し、薬を飲む羽目になるとしたら…逆に言うことを聞かず、さらに脂肪摂取量を増やした方が血液データが改善したとしたら…

もう血液のコレステロール値はこれでは何を見ているのかわかりません。この方は糖質制限をしながら、脂肪摂取量を変えて検査していますが、通常の食事をしている方ではどのようになるかはわかりません。しかし、これはちゃんと確認してみる価値があります。

職場の健康診断が迫っているから、少しでもコレステロール値を下げようと何日間か脂肪摂取量を減らすことが、もしかしたら逆の結果を招く可能性があるのです。私は普段糖質制限食なので、実はこれと同じような経験を持っています。血液検査前に食事量を控えたことがあります。そうするとびっくりするぐらいコレステロール値が高くなりました。しかし、その後普通の食事をしていると元に戻りました。

ますます、コレステロール値に振り回されているのがバカバカしくなります。低糖質、高脂質(質の良い脂質に限りますが)の食事が良いのかもしれませんね。

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