世界中の子供の肥満の割合が激増

最近発表された新しい研究によると、世界中の肥満の小児および青年(5歳から19歳)の数は過去40年間で10倍に増加しているそうです。現在の傾向が続く場合、2022年までに、肥満の小児および青年が低体重(痩せすぎ)の小児、青年よりも多くなるそうです。

医療や科学が進歩して、太る原因は全てではないにしてもかなり解明されているはずです。なのに肥満がどんどん増えていくというのは、誰かが何かの目的を持っていて、わざと対策をとらせないようにしているのでしょうか?簡単に言えばお金が絡んでいるからだと思わざるを得ません。

2016年の中程度または重度の低体重の小児および青年の大多数は、世界の最も貧しい地域に暮らしており、栄養失調によるものだと考えられます。しかし、東アジア、中南米およびカリブ海諸国を含む多くの中所得国で、問題はほとんどが低体重から過体重に急速に移行しています。

この研究では、これは、高エネルギー食品、特に高度に精製された炭水化物の消費の増加を反映していて、その炭水化物が体重増加と生涯にわたる健康成果の低下をもたらす可能性があると述べています。つまり、糖質が原因ということです。

各国それぞれが強力な力を持って、食事の摂取の基準を変更しない限り、さらに悪化することは目に見えています。日本も農家や食品業界に気を遣わずに、すぐに食事のガイドラインを変更すべきです。

「Worldwide trends in body-mass index, underweight, overweight, and obesity from 1975 to 2016: a pooled analysis of 2416 population-based measurement studies in 128·9 million children, adolescents, and adults」

「1975年から2016年までのBMI、低体重、過体重、および肥満の世界的傾向:1億2890万人の小児、青年、および成人における2416の人口ベースの測定研究のプール分析」(原文はここ

3 thoughts on “世界中の子供の肥満の割合が激増

  1. 山本義徳さんの本についてのブログを拝見しました。仰る通りだと思います。山本さんの本はすべて読みましたが、うん…エビデンスのかたまりですよね。それだけの膨大な知識があるのですね。ただ人体は複雑のため、知識は医者の方が上であることは確かだと思います。ただ筋肉をつけることに関して別ですが。また、メガビタミン主義を安易に真似るのも危険だと思います。どうぞお先にって言われそうですが(笑)

    1. ナナシスさん、コメントありがとうございます。
      山本さんの本は確かにすごい内容です。ただ、彼の略歴のようなものを見たところ、
      ステロイドを使用しているので、運動する人が彼の言うことを信じて良いのか疑問に思っています。
      メガビタミンは、私もやりたければどうぞ、でもビタミン剤を大量に飲まなければ健康でいられないあなたは
      健康ですか?と聞いてみたいですね。

  2. ご返信ありがとうございます。
    ボディビルダーはスポーツ選手ではないですからね。筋肉のために栄養を過剰摂取している人は少ないないですし、サプリ漬けで健康ではないですよね。ステロイドも知らぬ間に摂取してそうですし…。
    興味深い記事がたくさんあり、参考になります。ちょっとブログを遡って覗かせていただきます!

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