世界の死因トップ10

新型コロナウイルスの検査で陽性になった人による世界の死者数は約1年で180万人です。もちろん検査が陽性であっても、実際の死因は別にあることも多いので、実際の死者数はもっと少ないでしょう。過剰にカウントされてしまっています。

ではこれまでの世界での死因はどのようになっていたのでしょうか?WHOが2019年の死因トップ10を発表しました。2019年の10の主要な死因のうち7つは非感染性疾患でした。これらの7つの原因は、全死亡の44%またはトップ10の80%を占めました。そして、2019年には、すべての非感染性疾患が合わせて全世界の死亡の74%を占めました。新型コロナの影響で2020年はどうなるのでしょうか?(図はここより)

非感染性疾患の7つではどれも20年前よりも増加しています。

1位は虚血性心疾患(Ischaemic heart disease)です。虚血性心疾患による死者数はこの20年で200万人以上増加して、2019年には890万人に達したそうです。スタチンは世界で4000万人が毎日飲み続けられているのに…(ここ参照)

2位の脳卒中(Stroke)での死者数は600万人です。3位は慢性閉塞性肺疾患(Chronic obstructive pulmonary disease)で350万人です。

4位は下気道感染症(Lower respiratory infections)です。新型コロナはここに分類されるのでしょうか?260万人の死者数です。新型コロナウイルスの影響で他のインフルエンザ感染症などは激減していることを考えると、もしかしたら2020年も大きな変動はないのかもしれません。新型コロナウイルスで死ななくても、世界では毎年200万人以上が呼吸器の感染症で亡くなっているのです。

5位は新生児症状(Neonatal conditions)です。国民の所得が低い途上国では、死因の第1位ですから、その影響が世界で大5位となったのでしょう。

6位はなんと、気管がん・気管支がん・肺がん(Tranchea,bronchus,lung cancer)です。がん全体を1つに分類すればもっと死因の上位でしょう。しかし、部位別に分類しても肺がんが第6位です。50%増の180万人です。気管や肺がんの死者数と新型コロナウイルスが陽性と判明した人の死者数はほぼ同じだということになります。

7位はアルツハイマー病やその他認知症(Alzheimer’s disease and other dementias)で160万人を超え、20年で2.8倍増でした。8位は下痢症(Diarrhoeal diseases)でした。

そして第9位に糖尿病(Diabetes mellitus)が入りました。20年間で70%増です。

10位は腎臓病(Kidney diseases)となりました。

日本を含む高所得の国の死因では、虚血性心疾患と脳卒中は減少しています。しかし、虚血性心疾患は第1位をキープ、脳卒中は第3位です。その中第2位に割り込んでいるのは、なんとアルツハイマー病やその他の認知症です。2019年には80万人以上が死亡しました。20年間で3.7倍以上で、まさに爆発的増加です。

死因に関しては他のデータも見つかりました。(データはここより)2017年までしかありませんが、これで見るとがんをひとくくりにすると、やはり第2位になっています。

いずれにしても、新型コロナウイルスで死ぬよりも他の疾患で死ぬ方が圧倒的に多いのです。そして、死因の多くは糖質過剰症候群です。世界中が糖質制限をすればこの死因の順位は大幅に変化するでしょう。

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コメント

  1. 鈴木 武彦 より:

    糖質摂取の爆発的増加に伴って、アルツハイマー型認知症なども爆発的に増加しているのでしょうね。

    • Dr.Shimizu より:

      鈴木 武彦さん、コメントありがとうございます。

      恐らく厚労省もそのことに気付いています。しかし、何もしません。