厚労省も、日本産婦人科学会も妊婦や授乳中の女性に対して新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨しています。Q&Aに次のように書かれています。(ここ参照)
Q:「私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。」
A:「妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、妊娠中の時期を問わず接種をお勧めしています。」
ワクチン自体が母乳に移行する可能性は低く、万が一mRNAが母乳中に存在しても、子どもの体内で消化されることが予想され、影響を及ぼすことは考えにくいと報告されています。
実際に母乳中に移行することはあるのでしょうか?
今回の研究では、モデルナワクチン (5人) またはファイザーワクチン (6人) のいずれかを出産後 6 か月以内に接種した 11 人の健康な授乳中の女性の母乳を分析しています。(図は原文より)
上の図のように、ワクチン接種後45時間までのさまざまな時点で、5人の異なる人からの7つのサンプルでワクチンのmRNAが検出されました。もちろん微量です。確率は11分の5です。およそ45%の母乳にワクチンが検出されているのです。ものすごい割合です。厚労省などが言っていた、「ワクチン自体が母乳に移行する可能性は低く」というのはウソだということがわかります。そうであるならば、もしかしたら、「万が一mRNAが母乳中に存在しても、子どもの体内で消化されることが予想され、影響を及ぼすことは考えにくい」ということもウソかもしれません。
このワクチンは腕の筋肉に注射し、そこでmRNAが取り込まれ、スパイクタンパクが作られ、それに対する抗体が作られるとされてきました。しかし、ラットでは他の臓器からこのワクチンの主成分の脂質ナノ粒子が検出されています。母乳から検出されたということは、このワクチンは血中に移行し、全身を駆け巡っているということになります。
確かに今回の研究では微量ですが、それを飲むのは新生児です。微量でも万が一消化されずに吸収されたら、赤ちゃんの体内でスパイクタンパクが作られるかもしれません。
そのことに対する安全性は確かめられていません。通常であれば妊婦さんや授乳中の女性に対する投薬などは非常に慎重になり、使えない薬も多数存在します。それなのに、国も学会も当初から安全宣言を出しているのです。病院によってはワクチン接種をしていない妊婦さんの出産を受け付けない医師もいるようです。
赤ちゃんが生まれる前であれば、ワクチンは胎盤に移行して、胎児に届いてしまうかもしれません。このようにして生まれた赤ちゃんへの影響はまだ全くの不明です。
さて、下の図は別の研究のものです。(図は原文より)
異なる時点で母体血清および母乳で検出されたワクチンのmRNA量です。Aは血清、Bは母乳中です。合計10/16 (63%) および10/25 (40%) の母親の血液から、それぞれワクチン1回目の1~3日目および2回目接種の7~10日目にワクチンmRNAが検出されました。そのうち5人は2回ともで検出されました。一方、31人の母親からの309のサンプルのうち、4人(13%)の母親からの5つの母乳サンプルでワクチンmRNA が検出されました。上の図に示すように、両方のサンプルタイプのワクチmRNA量の中央値は大きな違いはなく、母乳で7ng/100ml、血清中で14ng/100mlでした。100ml 中の母乳または血清で検出された濃度の中央値は、ワクチン投与量のそれぞれ0.02% および0.05% です。
ただ、テストした5人の乳児の血清サンプルには、検出可能なワクチンmRNA はありませんでした。5人のうち、1人は、母乳と血清の両方で検出可能なワクチンmRNA を持つ母親からのものであり、3人は、血清中にワクチンmRNA を持つ母親からのものでした。
本当に胎盤から胎児に、母乳から乳児にワクチンが移行しないのか、それが確かめられるまでは妊婦や授乳中の女性へのワクチン接種は中止するべきです。胎児や乳児がもしワクチンによってスパイクタンパクを作っていたら、もしかしたらそのスパイクタンパクはお母さんからもらったもの、生まれつき持っているもの、つまり自分の体の一部だとみなされ、免疫が働かなくなる可能性もあります。そうしたら、その子は今後ずっとこのウイルスに脆弱な状態になってしまう可能性があります。
いずれにしても、今回の2つの研究でわかったことは、このワクチンは多くの人で全身を駆け巡っていることは間違いありません。そして様々な臓器でスパイクタンパクができている可能性があるのです。血栓や心筋炎、その他様々な副作用、後遺症が起きても不思議ではないでしょう。
本当に母乳中のワクチンは問題が起きないのかもしれません。しかし、当初ワクチン企業や専門家から説明されてきたことはいくつもウソである可能性が高く、デマとされてきたことが本当である可能性がどんどん高まっています。今後も様々なウソが判明するでしょう。
「Detection of Messenger RNA COVID-19 Vaccines in Human Breast Milk」
「母乳中のmRNA COVID-19 ワクチンの検出」(原文はここ)
「Neutralizing Activity and SARS-CoV-2 Vaccine mRNA Persistence in Serum and Breastmilk After BNT162b2 Vaccination in Lactating Women」
「授乳中の女性における BNT162b2 ワクチン接種後の血清および母乳中の中和活性および SARS-CoV-2 ワクチン mRNA の持続性」(原文はここ)