イギリスのNHS病院の一つである、Tameside病院では全ての甘い食べ物と飲み物の提供を禁止しているそうです。
今年の7月からイギリス全体のNHS病院では、砂糖入りの飲み物の販売を禁止することになっているそうですが、Tameside病院はさらにそれを進めた対策をしています。
病院への訪問者(患者や家族など)と医療従事者のために提供される食事から、すべての追加される砂糖を取り除き、レストランのメニューから砂糖の入った軽食と発泡飲料を無くしました。訪問者は紅茶、コーヒー、ミルク、水しか買えません。
この病院のレストランのシェフは、低糖質のメインコースを提供しています。
昨年、この病院では100人のスタッフへの計画を実行し、成功させています。不健康な軽食を食べるスタッフの間で起きている肥満と戦うために、体重減少計画を成功させ、ある看護師は12週間で約12.7kg体重を落としました。
患者さんはもちろん、そこで働くスタッフの人のために当然のことです。敷地内全面禁煙を行っている病院が現在は珍しくありませんし、当然病院内でタバコは売っていません。それと同じことであり、病院内で糖質たっぷりの不健康な食品や飲み物が販売されていることの方がおかしいのです。
日本の病院もすぐにでも販売禁止、販売削減を実行すべきです。それは病院としての使命です。
しかし、そんなことしたら、病院内で営業するレストラン、コンビニやその他の売店の業者は撤退してしまうでしょう。病院にも経営があるので、難しい問題なのかもしれません。
「NHS hospital bans sugar from its meals to tackle staff obesity」
「NHS病院は食事から砂糖を禁止し、スタッフの肥満に取り組む」(記事の原文はここ)
「Hospital becomes first to ban all sugary food and drink」
「病院は最初に全ての砂糖入り食品と飲料を禁止するようになる」(記事の原文はここ)
「Sugary drinks banned from sale in NHS hospitals from July」
「砂糖入り飲料は7月からNHS病院での販売が禁止された」(記事の原文はここ)