赤肉には発がん性があるのか? その2 肉食ブームに警笛?

以前の記事「赤肉には発がん性があるのか? その1」では、赤肉はがんのリスクを増加させないという考えを示しました。しかし、その記事の中でアメリカと他の地域のリスクの差に触れました。アメリカ産の牛肉に関してはやはり怪しいと思っています。

丁度タイムリーに日刊SPA!という雑誌のサイトに「米国産牛肉にひそむガンのリスク 牛丼チェーン店も危険!?」という記事が載りました。その内容は、これまでも様々なところで取り上げられている、北海道大学の医師たちが調査した研究結果をもとにしています。

その内容は「札幌市内のスーパーで売っていたアメリカ産牛肉を調べたところ、国産牛に比べて赤身の部分には女性ホルモンが600倍、脂肪の部分で140倍も含まれていた。」というものです。

エストロゲン、アンドロゲンを中心とした性ホルモンは女性では子宮内膜がん、卵巣がんや乳がん、男性では前立腺がんの発生に密接に関与すると考えられています。そして、これらの性ホルモン依存性のがんに加えて最近では肺がん、大腸がんなどの一部でもこれら性ホルモンが癌化などに深く関与している事が示されてきているようです。そうだとすると、アメリカの大腸がんが赤肉の消費量と関連しているのも理解できます。

現在ファストフードではアメリカ産の牛肉を使っていると書いているところは少なく、マクドナルド、ロッテリア、モスは牛肉の原産地にはアメリカは出てきません。フレッシュネスはアメリカ産を使っています。

いきなりステーキはもちろん、アメリカ牛と書いていますので当然使っています。それ以外の外食産業の店で、何も書いていない場合はアメリカ産の可能性は高いでしょう。

吉野家、松屋、すき家、なか卯などの牛丼チェーンはアメリカ産の牛肉を使っています。

肉に含まれるホルモンが本当にがんに関与するかどうかははっきりしていません。しかし、やはりこれほど多いホルモンを検出していることを考えると、できる限り避けた方が良いと思います。現在は肉食ブームで牛肉をたくさん食べることが多くなりました。決して肉そのものが悪いとは思いません。しかし、安い牛肉や産地がはっきりしない肉にはリスクを伴うことを考えた方が良いでしょう。

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