プリンスの死因はやはり薬物だった。

プリンスの死因もやはり薬物だったんですね。鎮痛剤と書いていますが、麻薬です。フェンタニルは通常手術の全身麻酔や、がんや慢性痛の鎮痛に使用されます。フェンタニルはモルヒネなどと比べると精神依存を形成しやすいと言われています。アメリカで一番問題となっているオキシコドンも精神依存を形成しやすい麻薬です。(トヨタの役員が密輸して逮捕されましたね。)アメリカは医療用の麻薬の乱用や依存が非常に問題になっています。アメリカは歯の痛みでも麻薬を使用します。医療用麻薬で死亡する人も何万人もいると聞いています。

もちろん痛みのある人に適切に使えば問題はなく、依存にもならないのですが、悪質な医師が簡単に処方して乱用、依存を作りだしています。オキシコドンの使用の8割はアメリカだとも言われています。

 

死因は鎮痛剤過剰投与=腰の不調?前日離脱症状訴え-プリンスさん

2016年6月3日(金)6時20分配信 時事通信より

 【ニューヨーク時事】米中西部ミネソタ州の検視官事務所は2日、4月に57歳で急死した人気歌手プリンスさんの死因について、強力な鎮痛剤であるフェンタニルの過剰投与による中毒死と断定する報告書を公表した。同剤を自ら投与したことによる「不慮の死」と判断した。
 プリンスさんはミネアポリス郊外の自宅エレベーター内で遺体で発見された。米メディアは遺体と自宅から鎮痛薬が見つかったと報じていた。
 ハイヒールを履いて高い場所から飛び降りる公演中のパフォーマンスが原因で腰を痛め、数年前に手術を受けたとされる。鎮痛剤の投与量や期間は不明だが、スター・トリビューン紙(電子版)によると、死の前日、薬剤依存からの離脱症状を緩和してもらうため地元の医師を受診していた。 
日本では昨年ぐらいまで、危険ドラッグが蔓延し、その中毒、依存が激増していました。やはり簡単に手に入ると人間ちょっと悪いことをしてみたいと思うのか、安易に手を出してしまうんでしょうね。現在は販売店が一掃されましたので、ネットで買う以外は手に入りにくくはなり、病院に搬送される数が激減したと言われています。日本でも安易に医療用麻薬が処方されて手に入るようになってしまえば、アメリカと同じ道を歩むでしょう。
日本では、麻薬の代わりに抗不安薬、眠剤などのベンゾジアゼピン系の薬物依存が非常に多いと思います。これは安易に抗不安薬や眠剤を処方してしまっているからです。デパスやソラナックス、ワイパックスを手放せない人はかなりいますよね。あまりにも安易に処方されているのでデパスに関しては規制がかかりそうな動きがあると聞いています。
所詮薬は対症療法がほとんどです。一時的に使用するなら非常に有益になることが多いですが、常用していると抜け出せなくなります。
清原のことを笑ってる人や情けないと思っている人は多いかもしれませんが、実は多くの人が何らかの依存になっています。
覚せい剤だけではなく、先ほどのベンゾジアゼピン系の薬、そのほか(SSRIなど)の薬、アルコール、ゲーム、ネット、スマホ、糖質などなど。それが手元にないとかすぐに手に入らない状況になるとソワソワしたり、イライラしたりするなら恐らくすでに依存になっています。気を付けてください。

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